「自分らしさ、芯」がありません。回答受付中
家族の中で衝突が多く、姉は好きなことをして、好きなことを言って、母に叩かれたり蹴られたり、機嫌の悪さをぶつけられていました。けれど言葉だけとれば正しいものばかりでした。その中で緩衝材のように生きてきました。外の世界でも、周りの空気をよくすることばかり考えて生きてきました。
自分では、必死に生きてきたつもりだったのですが、芯のようなものがないようで、何をしても楽しくないし、人の顔色にビクビクしてそれだけで疲れ切ってボロボロになってしまいます。仕事も転々としてしまい、複数職を変えています。
自分らしさ、芯がありません。
誰から何の意見を言われても確かになと思ってしまいます。
どうしたら、自分を持てるのでしょうか。
変わりたいです。
お坊さんからの回答 1件
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「柔軟心(にゅうなんしん)」こそが本当の強さでもあります。
ご相談ありがとうございます。これまでご家族の緩衝材として、空気を読み、場を和ませるために必死に生きてこられたのですね。あなたのその行動は、仏教でいう「利他(りた)」の心そのものです。自分を後回しにしてでも他者を思いやれる、それは決して誰にでもできることではない、尊い才能です。
しかし、他者を気遣うあまり「自分」がすり減ってしまっては元も子もありません。仏教には「自利利他(じりりた)」という言葉があり、自分を大切に満たしてこそ、真に他者を幸せにできると教えます。まずは、これまで傷つきながらも頑張ってきたご自身を、一番大切に労ってあげてください。
「誰の意見ももっともに聞こえる」のも、他者の思いを受け入れる柔軟な器がある証拠です。ただ、それが度を越して「付和雷同」となり、「自己否定」に繋がってしまうのは苦しいですよね。どうか、「強固な芯を持たねば」と固執しないでください。確固たる芯がなくとも、水のように器に合わせて形を変えられる「柔軟心(にゅうなんしん)」こそが本当の強さでもあります。
あなたはまだ20代。心も人格も、これからゆっくりと変化していきます。まずは「今日もよく頑張った」と自分を認め、少しずつ「自己肯定感」を育んでいきましょう。焦らずとも大丈夫ですよ。
拝
縁起寺 釋聴法



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