hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

耐えるしかないんでしょうか

回答数回答 2
有り難し有り難し 30

仕事場で2年近く一人の人からずっとモラルハラスメントを受けています。

最初は自分が悪いのかと頑張りましたが、あれをやったらダメ、これをやったらダメ、昨日やってよかった事がダメだと言われ、人格否定もされ、萎縮するようになってしまい、隣にいるだけで何か言われても言い返せない、返事をするだけしかできず、ストレスで顔面痙攣を起こすようになりました。

その人と私は立場が違う部署ではあるのですが、その人の下の人間はことごとく育たず、辞めたり、異動願いを出し、私がいる間で十人近くいなくなっていきました。職場の上に言っても、下の人が居ないからその人は動かせないと言われました。

言い返す事もできない私はもう辞めるしかないんでしょうか、言い返しても何倍にも返ってくるのが怖いし、耐えきれません。
ほんとに殺してしまいたい、もしくは死んでしまえいいとまで思うようになってます。
そんな事を思うのは嫌です、その人と同じ土俵に降りる気がしてしまいます。

助けてください。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

相手を嗤え(あわれみをもって反抗的にワラえ)

「嗤え」というのは、あえて上から目線で接しろということで、嗤え、ワラえ、と表現しました。
そのくらいの強さをもって突き進まなければ押しつぶされますから。
そういう人間は最後の最後でこちらが全部お見通しであることを目で訴え、言葉でグサリと突き刺せばいいのです。
「私には分りますよ。あなたが何故そういうことをするのかを。」(´◉◞౪◟◉)グサリ
❝ホンのヒトカケラでいいから慈悲心を持ってあげて、もってやってください。❞
これが私を苦しみから救った一言でした。
修行道場はいじめの宝庫でございました。
人間がたくさん集まるとどうしても目の届かない所で弱い者いじめが起こる。
ある事ないこと言われる。
私のような出る杭は打たれる。
少ない睡眠時間の中私も不出来だったために徹底的にターゲットにされました。
叩いても凹まないからこそ、どんどんやられるのです。(結構凹んでいるのにそれが相手に伝わらない)いつか必ずわかる日があります。
「相手が病んでいたのだ」ということを。
私に対してガッツリ暴圧行為をしていた人は後で知りましたが、家庭にいろいろと問題がある方でした。ない方も少ないでしょうが。それでも当のご本人様が、その事も含めて抑圧的な心理状態にあるのです。自分の救われない理不尽さを、相手をいじめることによって解消しようとしているのです。
これは世の中のいじめの多くのおおもとの原因であるとも言えます。
今後もしばらくの間その人との関係が続いていくのであれば、あえて犬が腹を見せて相手に幸福のサインを示すように、参った、参りましたサインを示すことです。
相手はあなたより優位に立ちたいのです。だから、あえて負けてやる。それも力です。
「オメェにはかなわねぇよ」という外国映画に出てきそうな気持で「負けサイン」をしめすのです。
叱られている時にあえて言葉を発すると良いでしょう。
「すみませんでした」「おしえてください」「どうか見捨てずご指導願います」「」いつも気にかけてくださり本当にありがとうございます」
ウソでいいのです。
あくまで相手の放った火に対するに対する鎮火のための迎撃ですから。
一度でいいから、相手に私が優位、と思わせてあげることです。
コンプレックスの強い人間ほど、相手より優位に立てる図式を作りたがるのですから、そこを満たしてあげるとよいでしょう。何も減りやしません。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

「リスクマネジメント」が機能していれば

拝見しました。

恐らく、言い返すことでは、何の解決にもならないのでは。
部署(会社)の体質が変わらない限り、現状をさらに悪化させてしまう懸念さえありますね。

その方の態度もそうですが、「私がいる間で十人近くいなくなっていきました。」という事態に対して、その会社がどう考えているのか。2年(くらいでしょうか?)ほどの間に、人事にそれだけの影響があり、会社自体が対処出来ていないことの方が心配になります。
「リスクマネジメント」が機能していれば、何らかの変化を感じると思うのですが…

とにかく、現状では直接本人にアプローチするよりも、上司などから改善を促すよう地道に働き掛けることをお勧めします。

ようさま
ご返信、ありがとうございます。
そうですか、貴方お一人にロック・オンされてしまっている現状、有益な社の対応も望めないと…
少なくとも、その方と同じレベルでやり合っても、何の得にもならないことを感じ取っていらっしゃる訳ですから、取りあえずは「言い返すことが出来ないから辞めるしかない」という考えは置いておいて、根気よく理解者を増やすことでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます蓮華寺というお寺を預かっております。 We are the ones who make a brighter day!☆明るい明日を作るのは僕らの仕事! お寺と病院を掛け持ちしながら、こんな言葉を胸に日々ジタバタしております(^_^;) どうぞよろしくお願い致します。

質問者からのお礼

桑木 茂光様
お言葉ありがとうございます。
入れ替わりの激しい職業ではあるのですが、他の部署の方々にも、その人がそうゆう人だと知れ渡っており、どこも受け入れをしようとしないんです。
上から直接本人に聞いても、外面はとてもよいのがモラハラの特徴で、上手く言いくるめるでしょうね。
誰も火の粉は被りたくないんです。
そうゆう会社にリスクマネジメントはないと思ってしまいます。

丹下 覚元様
お言葉ありがとうございます。
確かに家庭環境はあまり良いわけではないみたいです。本人はさみしいし、甘えられたり、優しい言葉をかけてもらえなかったんだろうなと思います。
そうであっても同じ事をして人を苦しめたりしてよい理由には到底ならない、そんな事をしても自分に返ってきて一人のままで、ほしいものはずっと手に入らない、それに気付けないかわいそうな人なんだと思ってその人を見ています。
その人が仕事中にやっている事が公私混同ばかりで、どう考えてもおかしい事が多く、なんでこんな奴にいわれないといけないのかと思ってしまい、上手く言葉も出ず、返事のみ、で済ませてしまっています。だから私も鍛錬が足らないんだと思います。
優位に立たせて、「あげる」
大事ですね、ありがとうございます。

煩悩スッキリコラムまとめ