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今をどう生きればいいですか?

回答数回答 3
有り難し有り難し 27

私の母は今から20年前に脳梗塞になり障害者になりました。
父が介護していましたが、父は14年前に肺炎で天国へ。
その後、母は施設で生活するようになりました。

心臓を悪くし何度かの入退院を繰り返しました。
その都度、驚くほどの回復をしてきました。

今年の3月に心不全になり、どうにか回復しつつあり退院しましたが、
8月に父の元へ旅立ちました。85歳でした。

私に弟が居るのですが(独身)、商売をしましたが店を閉める事に。
金銭面で私や私の家族に借金があり次第に疎遠になってしまっています。

借金は一生かけて返していくと言ってはいますが・・。
あてにはしていません。

母が亡くなり、母の供養のためにもお互い思うこともありますが、
「これからは大人としての付き合いをしていこう。たまには食事をしよう
」と言ってもそのままです。

両親が居なくなり、弟とも疎遠状態。
悲しいし寂しいです。

家族が私の支えです。

秋になり気分が滅入ってしまうこともあります。
生きてると色んなことが次から次に起こるのですね。

どうにか元気に過ごしてはいますが、今年の秋は辛いです。
この私にアドバイスをお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

はなちゃんさま

以前わたしがいたお寺の檀家さんは、49日になると巫女さんに
故人の様子を聞きに行っていました。家族しか知らない話を
されたりと不思議な話をよく聞かせてもらいました。
また、お寺にいますと、誰もいないのにトントンと戸を叩く
音がすることがありました。何かなと思っていると、しばらくして
どこどこのおばあちゃんが亡くなったので枕経に来てくださいと
連絡が入ったりしました。
故人の祭壇に置かれた携帯が、もう電池は切れているのに
鳴っているので行ってみると、ろうそくが倒れて燃え始めていた
という話も聞いたことがあります。
法事などで不思議なお話、よく聞きます。
何を申し上げたいかといいますと、
人は亡くなっても、何もかも無くなってしまうということは
無いと思います。
姿、形はみえませんが、どこかではなちゃんさんご家族、
弟さんを見守ってくれているのは確かなことと思います。
さみしくなったら、お仏壇の前でお線香をあげ、手を
合わせ、静かな気持ちになって、心の中で色々なことを
亡くなったご両親とお話されるといいと思います。
何かのメッセージをもらえることもあると思います。

今をどう生きればについてですが、
さみしさやかなしみなど、自然に湧いてくる気持ち、
感情はそのまましっかり感じ切るのが一番と思います。
湧いてきたら、その都度ただ感じていくといいと思います。
湧いてきたものは、心の中から出てきたものですから、
大事にされるといいと思います。
無理になくそう、避けよう、紛らわそうとすると
さみしさ、悲しみのもとになっている出来事が
終わらずに残ってしまうと思います。

以前、怖れ、不安、悲しみなどをそのまま感じ続けて
いましたら、急に重さがなくなり、胸に優しい、暖かいものが
広がってきたことが何度かあります。
もとになっている出来事の意味づけまで変わりました。
こころを「ここ炉」と呼んだ人もいました。
心の中で焼いて、昇華させてくれる、心には
不思議な大きな力、自らも癒す力があると思います。

どうぞお大事にしてください。

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有り難し
おきもち

地方の小さい町の小さいお寺の住職をしていました。
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悲しみつらい思いもありますでしょうね

拝読させていただきました。先ずお母様が仏様のもとに導かれ安心なさってご成仏なさることそしてお父様と再び巡り会うことを心よりお祈りさせていただきます。
南無阿弥陀仏
必ずやお母様はお父様と再会しあなたがたをこれからもお見守りなさってくださいます。
あなたも弟さんもひとりではありません。お父様やお母様そして多くのつながりの中で今まで生きていらっしゃて、これからもそのつながりは永遠に続いて参ります。
生きている中では様々に悲しみつらい思いもありますでしょうね。その時は手を合わせて仏様やご先祖様に心を込めてお祈りなさってくださいね。
あなたの思いは必ずや通じて参ります。
あなたのこれからの人生が様々なご縁に恵まれて豊かに感謝なさりながら日々ご生活いただきますようにとお祈りさせていただきます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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毎日明るく生きて下さいねぇ

 はじめまして、本当におかあさまには心からお悔やみを申し上げます。満中陰等で御多忙だったと思いますが、心を落ち着いて生活されればと思います。お父さまやお母さまがお亡くなりになられて、弟さんと疎遠な状況ですが、弟さんもお母さんが亡くなられて寂しい思いを持っておられるかと思いますが、今は借金を返すことで精一杯だと思います。今は家族だけが支えという事で大切にして欲しいですねぇ。仏教でいう因果という事ですが、お母さんが3月に心不全になられるのと、弟さんが、店を閉められる因により、お母さんがお亡くなりになられたのと、弟さんが借金をする果になったという思いで日々過ごされればと思います。 合掌

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有り難し
おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

一向寺
kousyo kuuyo
Azuma 様

この度は、お忙しいところご回答を頂きまして有難うございました。

これからも全てに感謝しながら、つらいときは手を合わせ祈りたいと思います。
そして両親とも心の中で会話をしたいと思います。

法演 様

この度はお忙しいところご回答を頂き有難うございました。
また、心のこもった多くの言葉を有難うございました。

父も母も私達を見守ってくれているのであれば勇気が沸いてきます。

「ここ炉」心に沁みる言葉ですね。
今の状況を避けず、向き合い焼いていこうと思います。

慈敬寺

堅田正樹

この度は、お忙しいところご回答を頂きまして有難うございました。
いつの日か弟と笑顔で接する日々が多く訪れるように手を合わせ祈りたいと
思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ