「一生、私には「ご縁」がまわってこない」と決めるには早すぎます。

しかし、「きっとそのうち彼氏ができるよ」なんて言葉はあなたにとって気休めにもならないでしょう。

そうです。一生を独身のまま終えていかれる方も実際にはいらっしゃいます。ですから、「そうではない可能性の方が高い」といったくらいにしておきましょう。

一つ訂正させていただきたいとしたら、やはり恋愛はご縁です。むしろ恋愛に限らず「ご縁でないものはない」でしょう。

「彼氏がいない」というのもご縁です。

ご縁には「有る」だけでなく、「無い」というはたらきもが有るのです。

今、病気をしてい「ない」。地震がおこら「ない」。飛行機が墜落してこ「ない」。

私にはご縁がないと思っている私が、実は「ない」というご縁に支えられて今存在しているのです。ご縁が私なのです。

さて、私はド田舎の生まれで小中学生は１学年が男だけ８人という環境でした。高校で自宅からはなれたところに進学し、初めて同じ教室内に女子がいるという環境になりました。３年間まともに話せたことはありません。
私が「交際」のご縁に恵まれたのは大学１年の後期だったと思います。

それでも、それまでにもいっちょ前に恋はしていました。

告白されたことがない、彼氏ができないと嘆くのもよいですが、告白したことはありますか？異性に恋心を抱いたことはありますか？
恋に恋するのでなく、恋は人にするものです。

ご縁は思い通りになりませんが、それでも願う結果に向かい努力することは大切でしょう。その努力がご縁となってはたらき、果をもたらすかもしれませんからね。

遅い早いではありません。多い少ないでもありません。

私が求めていたものはこれだった！と本当に満足できるその時を迎えられるよう、今はただ毎日の生活を大切に過ごしてみましょう。

もっとも私も若いころはその類が頭の中を占めていましたがねえ…。

ただ、わかっていただきたいのは「あなたはおかしくなんかない」ということです。ご安心を。

「ない」ことがおかしいのでなく、「ある」ことが難しい。だから「有難い」のですよ。

吉武文法

法覚寺

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...

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　こんばんは。私も昔は高校生でしたが、今や５０前のオッサンになってしまいました。いま、初婚の平均年齢が上がっていますね。平成２３年ですが、女性２９歳ですって。
　「アナタの周り」は恋愛している子が多い、とのことですが、広い目で見るとこういう結果が出ているのですよ。
　それはともかく。
　「努力が足りない・自分磨きが足りない」というのは、誰向けの言葉ですか？本やサイトに書いた人は、貴女を見てそう言ってるの？違うでしょう？「一般的になるべくヒットする」事を書いているだけなんですよ。
　そしてね、やっぱり「人と人とはご縁」だと思いますね。むしろ「努力が成果にストレートに現れる」のは、勉強とかスポーツとかの、限られた世界ではないでしょうか。
　学校というのは基本的に「努力＆成果」の世界です。勉強してテストの点をあげれば評価があがる。けれど、学校外の世界では、殆どないのです、残念ながら。そこを混同してしまっていませんか？
　極端な事を言いますが、「努力すればインフルエンザにかからない」「努力すれば年を取らない」…これが無茶なのは分かりますね。
　だから、私が思うのは、せいぜい「（例えば）コミュニケーション能力が高ければ、出会いの機会が増え、誤解が減る可能性がある」という程度で、「〜が高ければ彼氏ができる」なんて、全く思いません。そうでしょう？せいぜい「可能性が高くなる」程度です。そして、「いる・いない」というのは別問題ということです。
　だから、努力に関しては「あなたなりの精一杯」で充分です。それを超える冒険をしてしまうと、痛い目にあいがち。「努力は不要」ではありませんが「必ず結果が出る＝学校のように＝ものでもない」です。

「本当にご縁のある人が現れるのか」は、確約できる訳ありませんが、こういうこともできます。つまり。
　「貴女のご両親は、ご縁で結ばれました。その結果、あなたがいます」
　「貴女の祖父祖母は、ご縁で結ばれました。その結果、ご両親がいます」
　「貴女の曾祖父母は、ご縁で結ばれました。その結果、ご祖父母がいらっしゃいます」
　今まで何代の方がいらしたのでしょうね。それだけの縁の中に、すでに貴女はいるのです。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...

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