拝見致しました。
そうですか、それはとても心痛めますよね...
この世に二つとないとても大切にしている形見ですもんね。
普通のアクセサリーを無くしたのとわけが違いますから、簡単にこう捉えましょう、なんて事は言えませんね。
私も同じような事になれば、なんで落としたの気付かなかったのだろうと後悔の念が募り、なんとしても見つけ出したいと思うと思います。

ただ一つ、私ならどう捉える方向へ持っていくのかな、と考えますと、
お母様が、ゆき丸姫さんの厄を持って行って下さったのかもしれない、というふうに捉えるかもしれません。
ゆき丸姫さんが、大切に大切に身に付けていたお母様ですから、ゆき丸姫さんのことを一生懸命お守りしていたのでしょうね。
そのペンダントがこのようになるということは、やはりそれなりに意味があるのかなと察しますが、後悔の念はございますでしょうが、大切なお母様がゆき丸姫さんをお守りしていたのだ、ということは、確かなのではないでしょうか。ゆき丸姫さんにしか分からないいろんな想いがあると思いますが、ゆっくりで構わないと思います。徐々に心を整理して頂いて、悪い出来事としてではなく、感謝の気持ちを持って、少しでも前向きに捉えて頂けたら、と思います。
ゆき丸姫さんの、心のショック、お察し申し上げます。

文世

鷲連寺

岩手県内陸郊外の曹洞宗鷲連寺にて副住職を務めております。 世の中にはいろ...

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