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有り難し有り難し 6

はじめて質問いたします。

先日、祖父が亡くなりました。
小さい頃たくさん遊んでもらった楽しい思い出ばかりが思い出され、祖父のことを考えると涙が溢れてきます。
亡くなった顔がとても綺麗で、綺麗すぎて、ああもう違うところへ行ってしまったんだ、と思いました。

もっと会いに行けばよかった、自分の名前を呼んでほしかった、と後悔の思いがあります。
ただ、闘病、介護生活が長かったため、祖父も大変だったろうな、ようやくゆっくりと休めて、自由に動けるのかなとも思います。そう思いたい気持ちもあります。

しかし、祖父にもう会えない、と思うと信じられないし信じたくないと思ってしまいます。

また、祖父の死から、自分にとって大切な人たちにはいつか亡くなる日が来てしまうんだ、そして自分は今後それに向き合わなければいけないんだということを実感しました。
でもそんな日が来るのがとても怖いです。昔に戻りたい、と思ってしまいます。

それでも時間は進みます。しっかりと向き合っていかなければならないと感じます。
どうしたら人の死を受け入れられるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大切な方はそばにいますよ

お祖父様がお亡くなりになられたとのこと、お悔やみ申し上げます。まずはお念仏させていただきます。お別れに際し多くの思い出が蘇られたとのこと、きっとあなたはその多くの思い出を噛みしめてお祖父様をお送りになったのだと思います。それはお祖父様とあなたが共に生きた時間を改めて共有なさったものであり、お祖父様はあなたにその思い出を通してそのご自身の人生の続きをあなたに託されたものです。人は死を迎えてもその心は確かに存在続けるのです。そして多くの方は仏さまの国に旅立たれそのお国の方となられます。あなた自身がお祖父様との思い出をこれからのご人生に生かしていただければそこにお祖父様があなたと共に生きて来た意味が受け継がれていくものです。またあなたのそのお祖父様を思われるその想いと同じように仏さまの国に旅立たれたお祖父様も変わらぬあなたに幸せに生きて欲しいとの想いをきっとお持ちですから、そのお心とお心はその想いにて繋がっております。故にこそ仏さまの国の方となられたお祖父様はあなたのそばに仏さまと共に千の風ともなって来てくださいます。お祖父様はいつもあなたのそばで見守ってくださっております。

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有り難し
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長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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質問者からのお礼

タイトルが編集ミスにも関わらず、ご回答いただき感謝申し上げます。思い出を生かすという考えはありませんでした。祖父との記憶を思い返し、泣くだけではなく人生に生かし、これからの日々を歩んでいけるよう努力したいと思います。

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