不妊治療のやめ時が分からない
初夏に人生4度目、不妊治療を始めて3度目の流産を経験しました。
主人から、もう不妊治療をやめたほうがいいのでは、という提案があり、私も年齢が45歳で常々無理かもしれないと思っていたので、すぐに同意しました。
しばらくして、主人から不妊治療をやめてどうなのかと問われた時に、それを考えると涙が出てしまい、家事も仕事もできないので、思考停止していると告げました。それに主人がとても同情し、先月再開しました。けれど、失敗に終わりました。
私たちは約4年前に結婚し、2年の避妊期間があり、自然妊娠を待たずにいきなり不妊治療を始めたカップルです。
主人は私よりも若く、精子の問題は全くありません。
私は不育症の検査の結果、特に悪いところがなかったので、子供ができない理由は、私の卵子の老化の可能性が高いです。
3、4回の人工授精で妊娠反応が出て、妊娠6から8週での流産を繰り返しています。私の中では、こんなに高い確率で妊娠できているのだから、いつかは子供が産めるはず、という思いがあるのです。
失敗に終わった今周期、主人から一か月休んでみてはどうだろうという提案があり、同意しました。
人工授精ができるのにもかかわらず、自ら一か月スキップする、というのは初めての経験です。主人が遠方にいるので、今月の自然妊娠の可能性はゼロです。
いつも、宝くじの当選を待つように、少しでも可能性があれば、人工授精に挑戦してきました。
この一か月、私は何を考え、どう過ごせばいいでしょうか?
不妊治療をやめたくない、という気持ちは日に日に強くなっていくのを感じます。それをあえて涙しながら耐えて、どうしていくべきか考えていったほうがいいのか。
思考停止して、バカンスとか趣味とか仕事のスキルを上げていくなどしたほうがいいのか。
主人はもともと子供が欲しいわけではありません。私がとても欲しいのをよく分かっていて、不妊治療にはとても協力してくれます。
不妊治療費は私がすべてを払っており、予算の100万円を超えました。そこまで高額、というわけではありませんが、自分が決めていたルールに基づいて、不妊治療をやめるべきかどうかでも、悩んでいます。
しかし、一番重要なことは、お金ではなく、私自身の気持ちです。やめるべき時はいつかは来ます。それが今なのか先なのかとても迷っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ひと月ゆっくり夏休みを
みどりさん
あなたのご相談の文面からとても悩んで苦しんでいる気持ちが伝わってきました。女性に生まれたら、やはり自分の子どもをお腹に宿し産みたいという気持ちは、とても自然なことなのでよくわかります。
可能性があるのなら諦めるふんぎりがつかないでしょう。迷っているときはまだ決断するときではないのかもしれません。この1か月治療を中断するということを決めたのであれば、この1か月だけは悩むのも中断してみませんか?
耐えるのではなくて力を抜いてゆったりとしてみましょう。いつもいつも不妊のことを考えてきたのだからココロもカラダも疲れてしまっています。焦る気持ちはよくわかるけど、1か月は自分に夏休みをあげましょう。そうしたら、いまは出せない答えが、もしかしたらココロの奥から響いてくるかもしれません。
あなたの言うように一番重要なのは、あなたの気持ち。それならあなたの気持ちが何をほんとうに感じているのかわかるように、1か月気持ちを休ませてあげましょう。
みどりさんがご自分で良い決断ができるようお祈りしています。仙如