地下アイドルにハマってしまいました…
回答 2
有り難し 60何年も彼氏がおらず、寂しくてアイドルを応援することで心の穴を埋めています。
先日友人に誘われていったライブと握手会で、うっかり地下アイドルにハマってしまいました。
お金を払っているから優しくしてくれるのはわかっているのですが、それでもこちらをみて笑顔で話しかけてくれる男性(しかも若くてかっこいい)の存在は私を魅力してやまず、イベントの度に会場に通い握手会を何周もする日々を送っています。
両親は心配して「ホストと変わらないからやめなさい」と言うし、誘った友人すら私の名前を覚えてほしい・大好き、といった熱意にドン引きする始末…。
それでも彼が「また来てくれたんだね！嬉しいよ」「ステージから応援してくれてるのが見えていたよ」と言ってくれるのがなによりも幸せで、そのために働いていると思えるくらいかけがえのない存在になっています。
私はどうしたらいいのでしょうか。追いかけることをやめるにせよ続けるにせよ、何かお言葉をいただけたらと思います。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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アイドルという条件に恋をしている
ぶっちゃけ、ドハマりする前に痛いことを言っておきますと、ｱﾝﾀは人から脚光を浴びているから、アイドルだから、イケメン✨（OR可愛い・キュート・ＳＥＸＹ）だから、楽しませてくれるからという条件付けでハマっていると思われます。であるならば、いくらその条件付けを正当化しても結局、依存・陶酔というものです。向こうだって人を引き付けるモノを持っているから、それを条件にお金を取って商売する。
人を陶酔させるものは薬もお酒も危険ドラッグもアイドルも占いもギャンブルもSNSもスポーツ観戦もゲームも同じです。
もともとそれなしで生きてこれたのに、それが快感になって依存すれば自分を見失う。
もちろん業界は、みなさまの幸せのためにそれをしているという大義名分もあるでしょう。
ですが、そうはいっても金の切れ目が縁の切れ目な一面があります。
あなたは次の３人の内、誰の事を信じるでしょうか。
①あなたにお金をあげてしかも本当のことを言ってくれている人がいます。
②あなたから金ももらわず本当の事を言っている人がいます。
③あなたからお金を頂戴してサービスとしてあなたの好きなことを埋めてくれる人がいます。
あなたは欲を優先しているからアイドルにハマる。
①は親御さんです。
②は私どもやお友達。
③はあなたとは直接的に関係のない美しき姿をしたお金を持っていく人たちです。
ちょっと１０年後を想像してご覧ください。
古びれたタンスの中から出てきたアイドルグッズたち。
貧しい服を着ている子供にこう聞かれる。
「ママ、それ、なぁに？」
「これはね…ママが昔、ハマって騙されちゃった人たちの…」
「それより、お腹すいた。あと、この服、もうイヤ…学校でボロ着てるってバカにされる。どうしてウチにはお金がないん？」
占い師に何百万円も払ってしまった方がおられます。
そんなことにお金をかけすぎて、将来的に何も残らなくなったら手遅れです。
未来のお子様に変わってご忠言申し上げます。
あなたは親御さんのアイドルなのです。
親御さんはあなたにずっとお金をかけてあなたをアイドルにするべくそばにいる。
そっちのアイドルは、あなたからお金を頂いてあなたにやさしくしてくれる。
条件のある✨キラキラな関係はどこまで行っても、条件付けがある関係なのです。
個別相談可能
今月の法話
文殊の剣
❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞（本文より）
「大丈夫、慧の剣を取る。」
大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。
智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。
それこそが智慧の剣なのです。
文殊とは自己を鎮め得た者の姿。
人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。
事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。
そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。
そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。
とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。
いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。
文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。
その文殊の剣とはなにか？
お見せしましょう。
いま、そこで、みているもの、きこえていること。
たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。
文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。
本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。
見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。
❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。
そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。
あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。何でもお小遣いの範囲内で。
あずさん、こんにちは。
地下アイドルにはまってしまったのですね。地下アイドルって女性ばかりかなって、男性の地下アイドルって考えてもいなかったのですが、いるのですね(笑)
私もアイドル大好きなので、自分の趣味の一つであれば、それは心の栄養剤でもあります。でも何でもやり過ぎはダメですね。自分の小遣いの範囲内と決めて遊びましょう。他のお金を持っているファンが応援している姿を見ると、私も彼へのアイドル愛は負けないとのめり込むものです。またアイドルはあくまでもビジネスなので、のめり込むようにファン心理を誘導します。
のめり込み過ぎると、アイドルの彼を本当の彼だと思ってお金を注ぎ込むようになります。本当のファンはリアルとバーチャルをきちんと分けることができる人です。アイドルはあくまでもバーチャルです。もちろんお金があれば好きなだけ応援すれば良いのですが、歯止めが利かなくなって、生活費を削ってまでファン応援に使ったり、高価なプレゼントをしたり、借金をしてまで応援するようになってしまうとは、それはギャンブルと同じで人生の破綻になります。
最初にもいいましたがアイドルはあくまでも心の栄養剤です。自分の理想の夢です。そして心の充実ができればリアルに本当の彼氏を見つけましょう。大丈夫です。あなたがアイドルに入れ込むぐらいに男を愛したら必ず振り向いてくれる男性はいるはずです(笑)。
あわせてアイドルに認めてもらおうとしていろいろすると思います。同じようにアイドルのためにするのと同じぐらい自分を磨くことが大切です。アイドルが振り向くぐらいに自分を磨いたら普通の男は振り向きます(笑)。
リアルの恋もバーチャルのアイドル恋と同じぐらいがんばってくださいね。応援します！合掌
