しなくてもよかった苦労をしたとき
しなくても、いいのに、
自分が勝手に自己犠牲にさせて、
無駄な苦労を自分にさせてしまったとき、
どう自分を、慰めたらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
次行こう、次。
今晩は。お若い方ですね(イヤ私も若い積もりなんですが)。今時、「無駄」ということに関して、みなさん非常に厳しいですね。これって、「お得!」を至上とするテレビと対になっているのかしら?
さて、「生き物は無駄が多い」と知ること。これが私の回答です。
脳細胞って、持っている2割程度しか使っていないって、聞いたことありませんか?2割でも充分生きていけるのだけれど、あと4倍もあるのです。脳みその8割は「何故あるのか分からない」ようです。
今時は少ないかも知れませんが、子どもが玩具売り場でダダこねていることありますね。しかし、それで折れてしまう親はアウト。賢い親なら、子どものダダに付き合いません。「ダダこねは無駄?」。
もうすぐプレゼントシーズンですが、たくさん行き交うプレゼントのうち、効果を発揮するものは何割ぐらいなのでしょうか。半分?では残り半分は無駄?
学生さんたちは、期末試験直前。勉強したうち、テストに出るのは半分以下でしょう。では残りは無駄?
生きてゆくことは、無駄をたくさん抱えていることなのです。機械とかパソコンとか経済とかでは、無駄=ダメなのでしょうけれど、生き物は無駄を抱えていないとギスギスしちゃってダメです。
でも多分、後悔に繋がるような無駄は、減らしていけます。それは、「これは無駄だったか!」と気づき、「こういうやり方もあったな」と学ぶ事によります。つまり、逆説的ですが「無駄を重ねることで無駄を避けられるようになる」のです。
これ、脳科学でも言われているようです。60代の人間の脳が優れているのは、「適切な脳内ネットワーク」ができているからだろう、というのです。もちろん「歳を取れば良い」ではありません。「長く使うことによって、たくさんの経験を積む」という意味です。
なので、「あの時は…悔しい悔しい」と言って、いつまでも同じことをグルグル考えているのが、多分一番の無駄です。新しい経験を積み(無駄を含む)、行動パターンを洗練させてゆくことを、目指すとよいと思います。
それも学びである 授かりである 頂きである
無駄な事というものを建てて散るから、それがツマランものに変わる。
ボランティアは無駄事ですかな?
今やっていることを詰まらないものに塗り替えるのはいつでも人間の思考です。
今回の事をはじめ、これからもあなたはこういう思考のペンキでそれを悪いもの、無駄なこと、損したなぁと思うように思いのペンキで塗りたくってしまう事があるでしょう。
それを控える工夫をして見ましょう。
ああ、いつもこうやって思いで自分が悪く扱っていたのだなぁ、と。
無駄を無駄にしない
質問者からのお礼
回答ありがとうございます(^^)
そうですね。
闇雲には走らないようにしますが、
次に向かっていきます。
この苦労は、人生の恥だと思っていましたが、わたしがそう思わせてるんですね
ありがとうございます