燃え尽き症候群、新たな目標がみつからない
もうすぐ社会人になる者です。私はありがたいことに、日本でも10本の指に入る大企業に内定をいただきました。しかし、私の気持ちはとても空虚で、社会人としてやっていける気がしません。
その原因として、私は人間的で幸福な生活を得るため、良い会社に入ろうと、とても勉強と努力をしておりましたが、いつの間にか目標が良い会社に入ることになってしまい、その後の目標がなくなってしまいました。私は人並み以上に挫折経験も味わったと思うので、社会に出る前の就職活動にすべてをかけていました。やはりその分、目標がとても高かったことで、それを達成した結果、燃え尽き症候群になってしまい、何もやる気が起きなくなりました。文字通り、命がけで就職活動を行ったので、もう新しい目標を作る気も体力もありません。
とても贅沢な悩みであることは理解しています。今の日本では社会的地位や、年収の高さといったもので他人を見がちですが、その色眼鏡が如何にくだらないものなのかということがわかりました。そういったステータスを追い求めて生きることに疲れました。
今後、社会人としてやっていくにあたって、数十年間生きるために、どういった価値観で物事を考えれば、幸福で人間的な生活ができるのでしょうか。加えて、生きるためには目標というのは必要なのでしょうか。
哲学じみたお話になって恐縮ですが、ご回答よろしくお願いします。
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小確幸
就職おめでとうございます。がんばりましたね。
さて「今の日本では社会的地位や、年収の高さといったもので他人を見がちですが、その色眼鏡が如何にくだらないものなのかということがわかりました。」という事に気がついたのは、とても良かった事だと思います。
下手をすると、成績成果を求め、次は係長、次は課長と、ただただ上を目指す空っぽな人生を歩む所でした。
「小確幸」という言葉があります。小説家の村上春樹さんの造語で、日常生活での「小さいが確実な幸せ」を大事にしていこう、という事です。
これからは、ひとつひとつ仕事を大切にし、プライベートでの趣味などをもち、「小確幸」を大事にしていったら良いと思います。
質問者からのお礼
光禪さま、ご回答ありがとうございます。自分は真面目な性格なので、物事にひたすら打ちこむ傾向があります。それが今回の燃え尽き症候群を引き起こしたと思います。ですから、社会に出てからはできるだけ、良い意味で休みを取りながら生きていこうと思います。
本当にありがとうございます。