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妊娠中ですが、不安で眠れません。

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はじめまして。
20代後半の妊娠5ヶ月目の妊婦です。

7年前にうつ病と診断されてから、苦しく長い暗闇を歩いているような気持ちでした。心の病というのは、理解されにくく、つらいものですね。

しかしここ1年ほどは落ち着いてきていたのです。今は交際している男性との子供を妊娠しています。
しかし、またうつの症状が悪化しています。体も不調続きで、緊急入院もしました。
お腹の子の父である彼とは近々入籍予定です。私の不調のこともよく知っています。

正直、妊娠初期の頃は堕胎も考えました。こんな私では育てるのは不可能ではないか、と。
育てられないのであれば、産むのは間違いではないか、と。
彼は産んでほしいといいました。
何度も話し合いました。
私も、宿った命を消す決断はできませんでした。
彼は私なら子育てもできるといいます。
そうでしょうか。お腹に子供がいてもなお、死にたいとさえ思うのに。
胎動を早くも感じていて、感じるたび少し怖い気持ちもあるのです。

私の決断はもしかしたら
とんでもないことを決断してしまったのでしょうか。
心を強く持たなければと繰り返し思うのですが、どうにも辛いときがあるのです。
私はどんな心持ちで、これから過ごしていけばいいのでしょうか。
助言いただきたく思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは、あなたらしく

初めまして、お早う御座います。

様座な出来事があって、乗り越えて来て・・とても辛く苦しく、良く頑張りましたね。もう、無理に自分を作ったり、飾ったりせずに、あなたはあなたらしく素のままで人生と言う冒険旅行を歩んで見ませんか?

起こっていない出来事を思ったり、考えたりすると・・それが不安となり、心配となり時には恐怖に繋がります。心が強固になってしまうのです。

あなた自身が、良く心の事を知っていると思います。私も、様々な試練に押しつぶされ、自分を殺し・・心が暴れださないように必死に縛り付けていました。負けて命を絶とうとして、失敗に終わった経験があるので誰よりも、心の傷は絆創膏を貼って治す事も、すぐに結果を出す事も出来ない事が良くわかります。

何でも、”ほどほど”が良いのです。”完璧”にしないで、ほどほどに、二度とない人生。そして、昨日でもない、明日でもない、今日と言うこの奇跡をせっかくの人生ですから今を楽しく笑って過ごしませんか?

苦しいときも、辛いときも・・今のまま留まりません。春が訪れ、雪が解け綺麗な草原が現れるのと一緒です。苦しみの雪解けは必ず訪れます。

あなたを必要とする人がいて、あなたもその必要とする人が現れたのです。決して結果をすぐに出さず、お心穏やかにあなたのありのままで、人生と言う冒険旅行を描き、演じて仕合せに歩んで行って欲しいと願っています。人生や運命はいくらでも変えられます。

辛い時は、周りにヘルプを出し、甘えていいのです。いつか心が元気になり笑顔になったら、回りに無理なく出来る事を返す事・・それが恩返しとなりさらに徳を積むという事に繋がります。その善きことは、無償の愛と一緒です。お子さまや彼、家族に帰ってくるのです。

ゆっくり、焦らないで、心を柔らかく。あなたにはあなたの良さがあります。そして、あなたにしか出来ない事やあなたの代わりは誰もいない事を忘れないで、あなたらしい人生の冒険旅行を仕合せに歩める事を切に心より願っております。

苦しいとき、辛いとき、いつでもここに来てください。

合掌

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