恋人に期待したくありません(ゲイ)
遠距離恋愛をしている同年代の恋人がいます。ゲイの30代男性です。
直線距離で200kmほど、バスで片道8時間ほどの場所との遠距離です。
彼は仕事熱心で上昇志向があり、「もっと働いて稼ぐから、いつかは一緒に暮らそう」と言ってくれます。
自分の目標だった職に就けてスキルアップしていく彼を見ると
「よかったな」と思う反面、「自分には頑張れることがないな」と劣等感を抱いています。
自分は上昇志向はなく、仕事でも生活でも「出来ることを精一杯やりたい」と考える性格で、お金も必要な分だけあれば十分です。
そういう性格の自分を好きですが「二人のために頑張って稼ぐ!」と言っている彼をみると
「頑張っていない自分」にへこんでしまいます。
また、彼が頑張って仕事をしているため、なかなか二人の休みが取れず寂しい気持ちになります。
自分はあまり他人の言うことを期待したくありません。
「いつかは一緒に暮らそう」という彼の言葉も、
本心ではあるのかもしれませんが、実現していないことは現実ではないと思うので、期待したくありません。
なので、彼の言う「いつか」の話を、二人の共通の目標にして、
「仕事が忙しくて会えないけど、今は我慢して頑張ろう」とは思えません。
家族や友達、仕事相手の言うことに期待することはあまりありません。
「いつか一緒に○○しよう」と言われても「そういう気持ちを持ってくれているんだな」と
有難く受け取りはすれど、言われたことをいつまでも気にかけていることはありません。
ただ、恋人に対しては「いつか」と言われると期待してしまい、とてもつらいです。
彼に「期待していない」と伝えると、間違ったふうに捉えられそうですが、
実現するかも分からない話をされるのは苦しいです。
一人で平穏に生きていきたいとも思いますが、彼のことは大切に思っています。
まとまりがない質問で恐縮ですが、ご助言をいただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご質問ありがとうございます。
ご質問文、拝読しました。
何回か繰り返し読ませていただいたのですが、一点だけ気になる点があります。
「頑張っていない自分」という言い方は、絶対的なものではなく彼氏様と比較しての相対的なものかと思います。
なので強いアピールはないにしろ、シシ様なりの頑張りはあるとおもいます。
そのうえで、頑張っていないことへの劣等感は手放していただけるとありがたいです。
今後、20年、30年、40年後も持続可能な関係をおもうなら、
「頑張れない」ことへの劣等感は必要ないですよ。
頑張れない態度にも寛容でいてほしいです。
私は仕事がら高齢の方とお話をしていると、頑張れない自分が生きる価値が無いように勘違いされる方が少なくないです。
いままで一生懸命生きてきたけど体力気力の衰えで以前よりも頑張れない状態になったとき、頑張れない自分が情けない、生きてて迷惑、といったことを口にされる方もいらっしゃいます。
でもそうじゃない。。
いつか、頑張らなくてもいい生活になったとき、頑張らないことへの不安を彼氏様がされるかもしれません。その時こそが、出番かと思います。
頑張らない時間の知恵と経験、頑張らなくていい生活のノウハウは私がもっているから大丈夫。
頑張りすぎないことへの今後必要となってくるときがあるかと思います。
文末の「いつか」に対しての「期待しない」は私も内に秘めていた方がいいような気がします。相手に伝える言葉にするなら「寂しさはあるけれど頑張りを応援している。淡い期待は持ち続けている」くらいがいいのかもしれないです。
彼氏様とのソーシャルディスタンスは200キロあるようですが、パーソナルディスタンスは程よい距離であることを願います。