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コロナ窩での生き方に悩んでいます

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有り難し有り難し 10

現在、医療従事者として働いています。

職場でも様々な感染対策を行っており、県外渡航や複数人での食事など現在も控えるように言われています。そのため、友人や家族とも2月以降会うのを控えており、ひとり暮らしのためほぼ自宅で自粛している状態です。

仕事はやりがいがあり、辛いことなどはありまんが、このまま毎日仕事だけして生きていくのは辛いです。
みんなは遊んでるのに何故私だけダメなのかという思いもありますが、もし自分が感染してしまった場合どれだけの人に迷惑をかけてしまうのかと思うとやはり怖くて友人と会ったり不必要な外出は出来ません。

余暇時間で仕事に纏わる学習を行ったりしていますが、それもなんだか疲れてしまいました。それに、仕事では成長出来ているのかもしれませんが友人が休日に旅行に行ったり、恋愛や育児を楽しんでいる、頑張っているというキラキラとした写真をsnsなどで見たりすると、現在私には目標も無く自分の人生を無駄にしてしまっているような、社会に取り残されたような気がして辛いです。
仕事は生活を豊かにするために行うものと考えており仕事を中心として生きていくことにシフトするのはかなり難しく、このままでは仕事を行う気力も無くなってしまいそうで怖いです。この気持ちを切り替えることが出来るでしょうか?
ちなみに、周りの友人はみんな理解があり、差別するような事も無ければ会えないことを伝えるとオンラインで私も会話に参加できるようにセッティングしてくれたり優しい人ばかりで支えてもらえてるので感謝しかないです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

逆に活かす

拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。

コロナ窩での生き方について悩んでいるのですね。

まず医療従事者ということは、色々とストレスを感じることが多いと思われます。また医療従事者の方には、本当に頭が下がります。

そして結論から申し上げますと
「コロナ禍であるということを逆に利用して色々と学ぶ」ということに取り組まれてみてはどうでしょうか。

人生で一番大事なことは、このような苦をどう乗り越え生きるか、だと思います。

自然災害であったり色々な非日常的なことが、いつ起こるか分からないのがこの世の中です。

私達は、いつも当たり前のような日々を過ごせると錯覚してしまいがちですが、このようなコロナ禍の影響を改めて受けとめて、このような非日常的な日々をどう過ごすことが幸せなのか、ということを考えてみてはどうでしょうか。

そして何かを導きだした人は、この次に何かが起こっても精神的に余裕を持つことができたり、どんなときでも幸せに生きることができると思います。

また今感じている経験を活かす方法は、色々とあると思いますので、そういうことに目を向けてみても良いと思います。

あとSNSなどは、相手の都合の良い部分しか見えず、まるで順風満帆で幸せなように感じてしまい見た側が多大にストレスを感じてしまう恐れがあります。
特にこのような時期には、SNSを見ることは極力避けた方が良いですよ。

またお悩みごとがありましたら、私でもhasunohaでもご相談お待ちしております。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

返答ありがとうございました。
今までの状況が当たり前すぎて、何とかして取り戻そうとしていました。これから新しい環境、関係作りをしなければいけないですね。
他の人の良いところばかり目にいってしまっていましたが、様々な辛い状況にいる人もいる中、私はまだ何も失ってはいないことに気づきました。ないものねだりはやめて、まずは今の現状を維持するところからはじめてみます。凄く気が楽になりました。ありがとうございました。

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