自殺は地獄に堕ちるのか
先日、祖父が亡くなりました。急なことで気持ちの整理がつかず毎日苦しいです。
元々私は自殺願望があり、今回のことで更に死にたくなりました。祖父の所に行きたい、会いたいと。自殺をすると地獄に堕ちるのでしょうか。ふと疑問に思ったので質問させていただきました。
それと、大切な人が亡くなった時にどのような気持ちを持てば前に進めるのでしょうか。今はもうどうしていいか分からず、優しかった祖父との記憶を思い出し毎日泣いています。本当に大好きでした。私はこれからどうすれば良いのでしょうか。
まとまりのない文章になってしまい申し訳ありません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愛別離苦
そらさま
自殺に関しましては、本日に下記ご質問にもお答えさせて頂いております。
自殺したら来世でも不幸になる?
https://hasunoha.jp/questions/49843
少し難しいことになりますが、動機と行為における業の問題となります。
大切な人との別れはつらいものがございます。
誰もが必ず経験することであります・・
仏教では、愛別離苦(あいべつりく)という苦しみになります。
この苦しみ、その他さまざまな苦しみを解決、無くすための方法をお説き示されましたのが、お釈迦様となります。
真理は時につらく厳しいものです。無常というものは、そんな現実を突きつけて参ります・・
そんな、つらく厳しい中、儚く、淡い中であるからこそ、縁というものは、いっそうに輝きを増して、貴女さまの人生を照らしてくれるものとなるのであります。一期一会であります。
祖父さまとのご縁、祖父さまの想い出をしっかりと人生に活かして、歩むことこそ、更にその縁を紡ぐものになるのではないだろうかと存じます。
縁は、今世のみだけには限らないものであります。これからの幾世を廻る中においても、今世の縁をしっかりと紡ぎ温めておければ、またいずれどこかでお会いできるご縁となることでしょう。
自殺は、そんな縁を切ってしまうことにならないかが心配となります。
供養は、供(とも)に養うことです。祖父さまと共に何を養うかは、主には功徳となりますが、是非、仏教からそれを学ばれて頂ければ有り難くに存じます。
川口英俊 合掌
あなたを心から応援しているのですから
拝読させて頂きました。
最愛のお祖父様がお亡くなりになられてあなたは深く悲しんでおられるのですね、そしてさみしさがつのり会いたい死んでしまいたいと思っておられるのですね。あなたのその深い悲しみのほどは全てはわからないですが、あなたのそのお気持ちをお察しします。
お祖父様が必ず仏様に救われます様にと心を込めて仏様にお願いし、真心こめてご供養させて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お祖父様は必ず仏様がお導きなさって下さり、先に往かれた親しい方々やご先祖様方がお祖父様を優しくお迎えなさって下さいます。そして皆さんと一緒に心から安らかになり、清らかにご成仏なさいます。
そしてお祖父様はご先祖様方と一緒にあなたやご家族の皆さんもこれからもあたたかく見守っていて下さるのです。
あなたとお祖父様とのご縁はこれからも永遠に続くのです。あなたはこれからもずっとお祖父様に見守られて支えられていき、健やかに成長なさっていかれるのです。あなたはお祖父様にとってかけがえのない宝物です。
あなたが生きて成長なさっていかれることをお祖父様はこのうえなくお喜びなさって下さいます。
あなたのその深い悲しみは消えないでしょう、どうか心からお祖父様に手を合わせて真心こめてご供養なさって下さいね、そしてあなたのその思いのたけをお祖父様にお伝えなさって下さいね。お祖父様はあなたの思い全てを優しく受けとめて下さいます。そしてあなたをなぐさめて寄り添っていて下さいます。
いつの日かあなたがその与えられた天寿を全うなさる時には仏様があなたをお導きなさって下さり、お祖父様やご先祖様方があなやを優しくお迎えなさって下さいます。そしてあなたとお祖父様は共に喜び合い分かち合うことでしょう。どうかそれまでいつもいつも寄り添って見守っていて下さいね、とお祖父様にお願いなさって下さいね。
あなたがこれからもお祖父様とのご縁を大切になさり、お祖父様に守られながら心から穏やかに豊かにあなたの未来を生き抜いていかれご成長なさっていかれます様に心からお祖父様にお祈りさせて頂きます。
どうかお祖父様から与えられたもの・ことを大切になさってあなたの与えられた素晴らしい人生を生き抜いて下さいね。
いつもお祖父様はあなたを心から応援しているのですからね。
質問者からのお礼
優しいお言葉、ありがとうございました。
塞ぎ込んでしまう日もありますがお二方の言葉を何度も読み返し、頑張ることができています。またいつか祖父に会えると信じてこれからも頑張ってみようと思います。きっと祖父は見守ってくれている、そう思うだけで心が少し軽くなりました。
本当にありがとうございました。この先辛いことはまだまだあると思いますが、その時はどうかまた話を聞いてください。