自分と家族が許せない。
私は昨年、人生の分岐点にいました。当時、関東で働いていて、関西にいる彼女と遠距離恋愛をしていました。しかし、本家の長男ということで家族からは田舎の実家に戻ってきて欲しいと言われました。彼女と関西で暮らすか、家族のため実家に戻るか悩みました。そして、その悩みを一人で考えてしまい、家族にも彼女にもギリギリまでいうことができませんでした。私がそれを伝えたとき、彼女は泣いていました。悩みに悩みましたがそれでも育ててもらった恩もあると思い最終的には家族を選びました。彼女一人のために住んだことのない関西に行くことを怖がっていたのかもしれません。ですが、帰ってきてすぐに自分が間違った決断をしたのだと思いました。何もない田舎で、やることもなく職場と家の往復の毎日。田舎特有の閉塞感、この先、衰退していくだけの環境、全てに絶望してしまいました。一人で考える時間がものすごく増え、あの頃は楽しかったと思う日々。職場でのやりがいも楽しいと思う趣味もなくなりました。新しい環境にも馴染めません。馴染みたくないと思ってしまいます。ただ毎日が過ぎていくだけの日々。いつしか、この環境が憎いと思うようになりました。私にそんなものを押し付けた家族も憎いと。私には姉が2人います。1人は関東、1人は実家から少しいった地方都市に暮らしています。悩んでいたとき、姉にも相談しましたが、帰るように説得されました。なぜ、姉達は自分の好きなとこで生きているのに私には実家に戻るように説得したのか、家族が憎いです。行動の一つ一つにイラついてしまいます。なによりも、しっかりと話すこともできず、考えることも出来ずに決めた自分が憎いです。彼女を傷つけてしまった。人を傷つけた人間は報いを受けるべきだと思っています。自分が死ねば、家族にも復讐し、自分のやった行いの償いもできるなどと考えてしまいます。しかし、自殺は悪いことだと調べると出てきます。死んだこともない人間がそんなことを言うなと憤りながらも怖くて死ねません。なんとかしようと心理学や仏教についても学んでみました。しかし、すぐにネガティブな考えに支配されてしまいます。私は生きているのではない。ただ死んでいないだけの人生です。他の人が羨ましく見えます。過去にも戻れず、前を向いてもいけない、これから私はどうしたら良いのかわかりません。これから私は何をするべきなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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最良の選択にしていくのはあなた
こんにちは。
前回の相談も拝見しました。
なかなかご自分の中で整理がつかないのでしょう。
「彼女と関西で暮らすか、家族のため実家(「東北の田舎」)に戻る」かで悩んだのですね。最終的には、「育ててもらった恩」からご実家を選んだのですね。苦渋の決断だったのでしょう。苦しい御心境を察します。
彼女さんは、「彼女自身も実家を捨てられないということで、遠すぎる私の地元に一緒にいくことはできない」と前回の質問文で書かれていました。やはり、関西か実家かという二者択一しか無かったのでしょう。
あなたは、現在の生活を選んだことへの自分への後悔、或いは「自分の好きなとこで生きている」お姉さんたちが「帰るように説得」したこと、「そんなものを押し付けた家族」への複雑な思いが交錯するのでしょう。
その苦しむ思いは分かります。
こうしておけばよかったとか、あの時「彼女を傷つけ」たと罪悪感にかられる気持ちも。
では、逆にあなたが関西に住む選択をしたらどうだったでしょう。
きっと、ご実家とお姉さんたちとの距離が大きくなり、それはそれで苦しんだでしょう。将来嫁になる彼女は、その先ずっと快く思われない体制で実家を訪れるざるを無かったと予想されます。
また、もう一つ考えてみては、と思うのは東京での生活は、やはりどこまでいっても仮のものだったというのが現実なのではないでしょうか。
東京で働いて楽しいこと出来ることが溢れ、彼女と恋人関係で居るうちは、両家の実家の行く末などを考慮外で楽しめる状況だったのでしょう。それは、むしろ現実離れした時間だったのでは、と思います。
その現実を脇においていても良かったあの時に戻りたい。
こう欲しているように私には思えます。
あなたは、「東北の田舎」のご両親のもとで長男として生まれ、その子供として生きざるを得ない。彼女は、関西に住み働き、自分の両親と離れられない人生を生きざるを得なかった。これがやはり現実なのです。
あなたは、悩んだ上で最良の選択をしたのでしょう。
その選択を、最良にしていくのはあなたのこれからです。
ない、ではなく。
ある、から始めませんか。
追記
ご丁寧にご返信、並びにお気持ちを運んでいただいて誠に有難うございます。
まだ心中が複雑でしょうが、また相談がありましたらお寄せ下さい。
お大事にお過ごし下さい。
質問者からのお礼
ありがとうございます。ひとつずつ持っているもの、あること、1日に一つでいいから見つけていけるようになりたいです。