これからの生き方を教えてください
以前「これからの生き方と選択に悩んでいます」とご相談させていただいた者です。
詳細は省略させていただきますが、以前、既婚女性と一度だけ不貞行為をしてしまいました。
その時はお互いに将来一緒になろうと本気で考えていましたが、彼女の方からすぐには旦那さんと別れられない、どうなるか分からないと言うような話をされて、私としてはこれ以上いまの関係性(不貞行為はしていません)を続けていくのも、親しくしていると何かのきっかけで過去の不貞行為が明るみに出てしまうのではないかと不安になり、自分が蒔いた種ではありますが、後悔しております。
彼女は不貞行為があったことを話すつもりがないと言っており、正直、彼女に何もメリットがないことなので信じる気持ちもありますが、何かの拍子に話してしまい、明るみになるのではないかととても不安になっております。
私の方も親や家族に打ち明けることは、一時的に罪悪感が軽くなるとも考えましたが、それ以上に失望と不幸にさせてしまうと思い、罪悪感と不安に押し潰れそうですが、話さないで墓まで行こうと思っています。
これから、ひとりで抱えて生きていくのが懺悔であると思っていますが、どこからか明るみになる不安と、周りの幸せを壊さないために、この秘密を抱えていく不安があります。
もう二度と不倫はいたしません。
私はこれからどのように生きていけばよろしいのでしょうか。
ご指導よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
出会う人によって人生は変わっていく。進む道を誤らないように。
前回の質問も読ませてもらいました。
2人だけの話であり、彼女を信じるしかありません。
万が一、彼女が口を滑らせたとしても、何の証拠も無いでしょ?既に連絡も断っており、やり取りがないのですよね?2人の関係を示すものが無ければ、「関係はない」を通しましょう。
過ぎたことなのです。彼女は、あなたより夫を選んだのですから、夫婦関係が壊れることは絶対にしないでしょう。
墓場まで持っていくことは、誰にでもあるものです。
出会う人によって、人生は変わっていきます。進む道を誤らないように。
過去に怯えず、これからの幸せを考えましょうね。
追記。。。
非難されない道、つまり離婚する決意であなたと一緒になることを選べなかったということ。それが彼女の答えなのです。
ご自身の身体のためにも、早くお別れして全ての連絡を消してもらいましょうね。
追記。。。
離婚するつもりであっても、不倫の関係を打ち明けてしまうのはリスクがあります。自分にも、あなたにも、夫から慰謝料請求される可能性があることを考えると、絶対に守秘するでしょう。それでも打ち明けてしまうと…身の破滅になりますし、社会的制裁があるかもしれません。
ですから、総合的に考えると、普通は言いませんよ。
一人で抱えこまない。
こんばんは。不思議なことですが、何か既視感のあるご質問です。
「これからの生き方」、これば誰かに教わるものではありません。自分で決心して、実行していくものです。けれど坊さんとしてお伝えできることがあるとしたら。
仏様に懺悔しましょう。
以前の回答にもありましたね、「あなたは仏道の上にいる」と。その具体的な「歩み方」の一つが、この「仏様に懺悔する」です。
家にお仏壇はありますか?あればその前で。なければ近くのお寺に行って「お参りさせていただきたいのですが。本堂の外からでも結構です」と、仏様の近くに行く。
そして懺悔します。ご自身の過去の過ちを。そして、そこから気づいた現在の願いを、言葉にして仏様に聞いていただく。勿論ご家族にも住職にも話す必要はありません。仏様に真剣にお伝えする。
そして、「今はももう、懺悔し切った」と思ったら立ち上がる。お寺を去る。これを繰り返しましょう。
思うに、あなたの不安は「一人で抱えていけるのだろうか」によるものでありましょう。なので、少なくとも仏様に聞き届けていただく。これは仏道を歩むことです。何度でも。今はあなたが質問を繰り返しているように。
私たちも、「朝のお勤め」などで同様のことを行なっています。自分の至らなさを振り返り直視し、それゆえ今持っている願いのため精進しようと思う。それなしには、きっと1日さえ生きるのが辛くなるように思います。
分かりますか?これは「共に仏道を歩みましょう」という、仲間(同行)としての言葉なのです。
懺悔とともに生きる
仏教では、過ちを犯したとき、その事実を
自覚し、悔い、繰り返さぬよう努める
この三つをもって「懺悔」と言います。
つまり、過ちそのものが問題なのではなく、過ちとどう向き合い、どう生き直すかが仏教における救いの出発点です。
あなたは「話さないで墓まで持っていく」と覚悟を定めた。
それは“逃げ”ではなく、他者への影響を避けるための“配慮”であることも、よく分かります。
ですが
「ひとりで抱えて生きていくことが懺悔である」
この一文に、少し立ち止まってみていただけたらと思います。
懺悔とは「独りで抱えること」ではなく、「独りにならぬこと」
仏教の中でも、たとえば『華厳経』にはこうあります。
「一人が犯した罪は、一人で背負うものであっても、一人で償えるものではない」
つまり、私たちは他者との「つながり」の中で罪を犯し、つながりの中でしか償えないのです。
誰かに告白することではなくてもいい。
ただ、誰かの「苦しみを減らすこと」「日々を丁寧に生きること」「かつての自分が見落とした想いや痛みを拾い続けること」
その生き方を選ぶことでしか、あなたの魂は癒えていかないのではないでしょうか。
あなたが、これから生きていくためにできること、正直さを内に育て続けること、言葉にせずとも、「今、自分は誠実だろうか?」と自問し続けてください。
彼女、そのご家族、あなたのご家族…誰かの幸せを願う祈りは、心の澱を少しずつ洗い流します。
自分がそうだったように、他人の過ちにも“背景”がある。そのことに気づく人になってください。
最後に:生きて償うということ
罪とは、消せない過去ではありません。
罪とは、「次、どう生きるか」を私たちに問い続ける存在です。
あなたがこの先の人生を
「二度と裏切らぬ」と決めたのなら、
「人を誠実に愛し、支え合う」人生を選んでください。
仏教には、「業」という言葉があります。
私たちは因果のなかに生きていますが、今この瞬間の行いが、未来を変える種にもなるという教えです。
あなたの人生が、後悔の中に留まらず、
少しでもあたたかさと静けさに包まれますように。
心よりお祈りしています。
合掌
あなたを心より応援させて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたが不倫してしまいとても後悔なさっておられることを読ませて頂きました。詳細なことの経緯はわからないですけれども、あなたが悔やみ悩んでおられることはとても伝わって参ります。あなたのお気持ち心よりお察しします。
あなたが本心からそう思うのであれば、そのご縁をしっかりと切りましょう、あなたにとってもその人にとっても悪縁です。しっかりと切って二度とご連絡することお会いすることもやめましょう。
そしてあなたの思いやしてしまったことを仏様や神様やご先祖様に手を合わせ心から告白しましょう、そして心から反省なさり懺悔しましょう、仏様や神様やご先祖様やあなたが傷つけてしまった方々に心の中から正直に謝りましょう、二度と同じようなあやまちを犯さないように仏様や神様やご先祖様にお誓いなさって下さい。
あなたの思いや懺悔や謝罪や誓いを仏様や神様やご先祖様は全て受け入れて下さいます、あなたをお許しなさって下さいます。あなたはこれからあなたの人生を健やかに生きることできるのです。
あなたが誠意をもって懺悔し謝罪しあやまちを犯さず、善き考えや言葉や行いを日々心がけ、本当に大切な人生を心から豊かに生きることできますように、大切な方々と幸せに生きることできますよう切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
そしてあなたを心より応援させて頂きます。
質問者からのお礼
◯中田様
お言葉ありがとうございます。
彼女とはまだ連絡のみしておりますが、近日中にお別れするつもりです。
また、証拠となりそうなLINEなどは確認していませんがすべて消してもらいました。
中田様は夫を選んだとありますが、おそらく夫との生活を選んだのではなく、周りから非難されない道を選んだものと思っています。
頭では彼女の口から不倫のことを話すことはないと思っているものの、体の不調もひどくなり不安でいっぱいになっています。
不安がなくなり前向きになれる時がくるのか分かりませんが、歩いて行きたいと思います。
ありがとうございました。
◯佐藤様
お言葉ありがとうございます。
仏道の上にいる、前回もそのように仰っていただいて少し気持ちが軽くなりました。
ひとり暮らしで仏壇はありませんが、実家には父、祖父母の仏壇があり、帰るたびに懺悔しております。
お言葉を心に刻んで前に進めるようにしたいと思います。
ありがとうございました。
◯アズマ様
お言葉ありがとうございます。
これまでは悪縁ではなく、良縁であるとお互いに信じてきましたが、彼女のために動けば動くほど彼女が苦しんでいるのではないかと最近は思っています。
お互いに苦しくなるのであれば、どんなに思い合っていても難しいのだと思いました。
これからは、神様や仏様、ご先祖様に謝罪を重ね、本当の意味で周りを幸せにできるように頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。
◯鈴木 様
お言葉ありがとうございます。
鈴木様の「話さないで墓まで持っていく」は逃げではなく、配慮であるとの言葉に心が軽くなりました。
また、ひとりで抱えていくことは償いではなく、誰かの苦しみを減らすこと、他の人の痛みや後悔を理解することの大切さを学びました。
これからは、人を誠実に愛し、支えていける人生を歩んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
◯中田様
もし見ておられましたら、追記お願いしたいです。
彼女は私とではなく夫との結婚生活をとったので不倫については話さないと仰られておりますが、彼女は私とどうこうならなくても夫とは別れたいと言っています。
この場合でも夫には話さないものでしょうか?
◯中田様
お返事ありがとうございます。
私も自分から話すことはないとは思うものの不安になってしまいました。
いまは彼女も私に思いがあり離れていないので、話さないと思うのですが、離れてしまうと話してしまうかとも不安になります。
そのため、どのように離れていけばいいのか分かりません。
お忙しいところ申し訳ありませんが、中田様のご意見をお聞かせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。