hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

私には性同一性障害の恋人がいます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

性自認は男性で身体は女性です。

彼の家族や自身も祖先崇拝の考え持っていて既に死んだ祖先が、生きている者の生活に影響を与えている、あるいは与えることができると考えています。

彼の家族や周りの友人もそのような考え方で、彼やその周りの人達に起こる事故や病気などを彼が性に反して生きているから祖先が怒っているんだと言います。祖先を供養するためには女性として生きて行かないとダメといいます。

それ故に自分の性に悩んでいるみたいです。

本人は男性として生きて行きたいと思っているのですが、彼の家族は女性として産まれてきたからには、男性と結婚して子どもを産んで育てていくのが幸せと言います。

彼は今年で30歳になるんですが、今も私と付き合っているせいか父親が度々来ては説得しているみたいです。

本人が反論すると殴られることもあります。本人はそれを良しとしていて殴られるのは自分が性に反して生きてるからだ自分が悪いんだって父は僕のことを思って殴るんだって言います。

彼自身が女性として生きて行きたいと思っているのであれば私は何も言わないんですが本人は男性として生きて行きたい、だから悩んでいるというのでその考え方じゃない生き方もあると言うと度々喧嘩になります。 

彼自身が父親から暴力を振るわれてたせいか攻撃的な一面もあり暴力を、振るわれることもあります。

彼の宗教的な考え方がなければ上手く行くと思ってしまい、その考え方を私自身が批判することも増えてしまい喧嘩が絶えません。

やはりお互いの、考えが違うので上手くやっていくのは難しいでしょうか?

彼は大好きです。すごく優しい面をたくさんあります。疲れた時や嫌なことがあった時彼に会うと凄くホッともします。ですが彼の宗教的な考え方を私は受け入れることができません、攻撃的な面もこの先一緒にいることを考えたら気になってしまいます。

彼の宗教的な考えを受け入れることができる人だったら上手く行ったのでしょうか。
その考えを受け入れることは結果的に別れに繋がるように思えてしまって。

どうしたら上手く付き合っていけますかね。

それとも彼の考えが受け入れられないのに好きだからというだけで付き合いたいと思うのは私のわがままでしょうか?

頭がごちゃごちゃで

長文ですみません


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

LGBTQの支援団体を頼りませんか?

ねこさんまさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

性同一性障害の恋人がおられて、その方は性自認は男性で身体は女性とのこと。

彼や彼の家族は、彼が女性として生きていかないから、亡くなった先祖が怒って、事故や病気が起こるのだと、考えている。また、彼自身も祖先崇拝の考えが強くて、そのために自分の性で悩んでいる。

また、彼の父親も、度々、彼を説得しようと彼のもとに来ている。父親が彼を殴ることもあるけれども、彼は自分が悪いのだと言うのですね。

彼が女性として生きていきたいのであれば、ねこさんまさんも何も言うつもりはないけれども、彼自身は男性として生きていく希望があって悩んでいる。そのことでねこさんまさんと度々喧嘩になる。彼には攻撃的な一面もあって、ねこさんまさんも暴力を振るわれることがあるのですね。

彼とどうしたら、うまく付き合っていけるか、それとも、彼の考えを受け入れられないのに好きだから付き合うのは、わがままな話なのか。猫さんまさんのお話をそのように聞かせていただきました。

ねこさんまさん、苦しい思いを聞かせていただき、ありがとうございます。
そうですね。私は彼が女として生きないから、祖先が怒って問題が起きるということは無いと思います。はっきり言ってしまえばそれは迷信です。

でも、そのことで彼自身や彼自身の考えを否定するのは、ちょっと危ないかもしれません。

現在は性同一性障害は病気ではないという考え方が一般的になってきてます。この言葉はあまり使われなくなってきたので、LGBTQと言い換えますね。

ねこさんまさんはLGBTQの支援団体に連絡をとったことはありますか?

LGBTQなどの方々の中には、周囲の理解が得られなかったり、差別されたり、様々な反感を抱かれなから、暮らしておられる方がおられます。ねこさんまさんの恋人さんのように、自分が悪いのだと自分を責めてしまうことも少なくはありません。

そういった方々の経験談を聞くことはきっと、ねこさんまさんたちの恋人生活を続けるための手助けになると私は思います。

さっと、繋げる団体に心当たりがなくて申し訳ないのですが、インターネットや電話での相談を受け付ける団体も多数あります。そういったところに相談されることが近道ではないでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ