夫と別居中ですが帰宅後の心構えについて
夫と結婚5年目です。ここ1年、喧嘩が絶えず、疲弊した日々を過ごしてきました。直近数か月は、不機嫌な態度、話しかけても無視などが続き、娘(2歳)に対しても、同様の態度をとるようになったため、先日家庭環境の話し合いを提案しました。しかし「その話し合いに応じる気はない」と一蹴され、仕事に育児に夫の機嫌を取るような毎日に心が折れ、翌日娘を連れて家を出て実家へ帰りました。
別居してからは、夫からは「人の気持ちも知らないで」や「恨みが蓄積している」等、LINEで送られてきて、精神的にすり減っています。家族や友人に相談すると離婚一択では、と言われます。弁護士先生等に相談すると「モラハラと思われるし、それを飛び越えて暴力もややあるようだが、離婚裁判になって相手が離婚しないとごねた場合、なかなか時間がかかるであろう案件」と言われました。
実際、私自身も、娘の父親を奪っていいのだろうか、自身の平穏だけを考えていいのだろうか、家のローンや諸々、精神的な要因や現金な内容の要因が絡み合い、夫への情も捨てきれず、離婚か関係修復かいまだ決断できずにおります。
仮に、離婚せず、自宅へ戻る決断をした場合、モラハラ気味・自己愛性パーソナリティ障害が疑われる・酒/たばこ/スマホ依存の夫に対して、イライラしないように、どのような心構えでいればよいでしょうか。
イライラする自分にも嫌気がさしてしまい、心穏やかに過ごすことができればと思います。アドバイスいただけますと幸甚です。
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見込みのないまま夫婦、家族の形だけを整えるのはよろしくない
こんにちは。
ご心配のことでしょう。
お察しします。
「娘の父親を奪っていいのだろうか」というお悩みは、離婚か否かの時にしばしば問題になります。ただ、お考えいただきたいのは、「不機嫌な態度、話しかけても無視」する「父親」の存在が、子どもさんにとって「父親」に相応しいものであるのか、ということです。
「父親」らしい「父親」を「奪」うのはたしかに気の毒だけれども、「父親」としての役割を果たせない場合、子の親への愛着の問題に複雑さを与える「父親」の場合はいない方が良いこともあるでしょう。物理的に男親と女親を兼ねることは出来ませんが、それでも二人分をまとめた親になるという決意はあなた次第だと思います。
結婚生活には希望が必要だと思います。
「家のローンや諸々、精神的な要因や現金な内容の要因」を保全する、維持するというのはどちらかというと生存に必要だという要件であり、夫婦として心通い合わせるのという幸せを希求する要件ではないように思います。
消極的理由で夫婦は維持しようという観点ではなく、根本的に夫婦であるために、そして子どもさんのために精神的に安定した関係をどう築けるかの観点にこそ今後の指針があるように思います。
さすれば、現在「モラハラ気味・自己愛性パーソナリティ障害が疑われる・酒/たばこ/スマホ依存」のご主人は、今後のために心療内科への通院、健康指導に従っていくのか、その意思が不可欠です。あなたとご主人一対一では、クローズドな空間で悩みが増すばかりであり、子どもさんへの影響はその期間と深刻さに比例していきます。ご主人がこの提案に同意しないまま、「離婚せず、自宅へ戻る決断」をするのは無謀だと思います。見込みのないまま夫婦、家族の形だけを整えるのはよろしくありません。
今後、ご主人が第三者の介入を好まず、あくまでクローズドな関係を望むのであればあなたのためにも、子どもさんのためにも離婚を選択したほうが賢明だと思います。そのときに向けて、ご自身が二人分の親になる決意が出来るか、出来ているか、経済的基盤を築けるか、そういう現実的な課題を具体的に考える時期に来ているのではないでしょうか。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
第三者の介入を好まず、というお言葉にドキリとしました。先般より子ども家庭支援センターや夫婦カウンセリングを提案していましたが、どうにも夫はその提案自体気に入らないようで、すべて無視されていました。おっしゃる通り、考える時期なのかもしれません。別居して離れている間、落ち着いてよく考えてみます。改めまして、ありがとうございました。