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息子を怒らせてしまいました。

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高3の息子を怒らせてしまいました。

理由は私の失言です。

息子の大切な仲間に腹をたて、悪く言ってしまいました。

息子は運動部の部長をしていて、私は保護者会の代表をしています。

マネージャーの仕事が遅れ、保護者会で滞ることあり、先日、なおその仕事が未完成であること受け、ついその子のことを、

「だめな子だね!」

と。

息子は激怒しました。

当然です。

私は、その仕事が遅れている、ということ以外、その子のことを何も知りはしないのに。

今思うと、仕事の遅れそのものより、保護者会で「息子や私がだらしない」と思われるのが嫌で、ピリピリしていたのだと思います。

息子に謝りましたが、とりつく島もありません。

キライなやつの顔をみながら食事したくないと、時間をずらして食事をしています。

もう10日になります。

今日からインターハイの予選あり、受験生としては中間テストや英検の勉強も手を抜けず、練習に勉強に勤しむ毎日です。

こんな大事な時に、なんのサポートもしてあげられないとは...

失言前は、何でもよく相談してくれ、頼まれ事もたくさんあり、この年の男の子のわりに親子関係は良好でした。

昨日、インターハイ予選の前日、何か明日やるべきことはないか聞きに行くと、
大学出たら、全部お金返すから、縁を切ってくれといわれました。

あんたの人間性に幻滅したと。

我が家はひとり親です。

これから進学にむけて、親もかかわり、やらなければいけないこと、決めなければいけないことが山ほどあるのに、息子を怒りの渦中におき、
「相談できない」環境に追い詰めたこと、情けなくて申し訳なくてたまりません。

私はどのように息子に接していくべきでしょうか。

2022年5月14日 7:04

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

優しくなれないなら何も言わない方が良い

お子様も子離れの時期
自然な事です

とはいえとんでもない失言でしたね
以前スポーツ少年団に子供を入れた時に保護者の中で同じ類の会話を耳にし
厳しく諭したことがあります

子供の為の集まりということを忘れるくらいなら大人など子供のクラブには必要ないと私は思うのです

これはお母さんが考えているより大きな問題です
今回軽率な発言が原因ですが
おそらく問題の傾向から察するに
息子さんには他にもお母さんのことばに我慢してきたことがあるはず

お母さんに自覚が無くてもです

ですからご自分の発言の一つ一つにもっと注意をはらわなければなりません

過干渉にも注意してください

今はとにかく何をしても嫌われるだけです
息子さんの絶望感を理解してあげて子離れの時期として過ごして下さい

察するにお子様に相談する人はいらっしゃると思いますので心配はいりません

また
年齢の割に少し過干渉な印象があります
そろそろ子供が親を離れる時を喜んで受け入れる心構えをする時期です

寂しいですが男の子は実にあっけないものです

いつか必ず許してくれるから大丈夫です

合掌

2022年5月14日 8:40
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有り難し
おきもち

山形のそれは小さなお寺の住職です。 私は子供の頃いじめられ、社会からドロ...
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直近で向き合うべきは「息子」さんではない

こんにちは。

「どのように息子に接していくべきでしょうか」とお尋ねですが、直近でやるべきことは「息子」さんにではなく、「だめな子だね!」と叱責した「マネージャー」に対してではないでしょうか。

確かに「仕事が遅れ、保護者会で滞ること」はよくないことでしょう。ただ、あなたは「仕事が遅れている、ということ以外、その子のことを何も知りはしない」と述懐しているように、良く分からない上で叱責した。息子さんが「激怒」したそうですが、さもありなんです。

息子さんは、「部長」として部員をまとめていかなければならない。
一方、その「マネージャー」の「ことを何も知りはしない」ということは、あなたは「保護者会の代表」ではあっても部並びに部員自体と密接な関わりはないのでしょう。普段から、練習や試合で「マネージャー」とは運営的にコミュニケーションを取る機会が多いはずです。

その裏方の子を「何も知りはしない」ということは、イコールあなた自体が部のことを「何も知りはしない」のに、叱責のような偉そうな態度を取るな、そう息子さんは思ったのではないでしょうか。「マネージャー」はきっと、毎日の練習の世話から、裏方の細々としたことをやってくれているという感謝が息子さんにはあっただろうし、そこを見ないで一部分だけをとって叱責するとは何事かという思いもあったでしょう。

部、部員のことを熟知してまとめようとしている息子さんに対し、「保護者会で」「息子や私がだらしない」と「思われるのが嫌」という自分と身内の保身のことに目が行っていた。そのあなたの状況の把握の仕方を、「あんたの人間性に幻滅した」という表現で息子さんは言ったのだと思います。

だから、ここは息子さん同席でその「マネージャー」に謝罪をすべきです。あの時はきつく言ってごめんね。みんなの前で恥かかせてごめんね、と。

どのような場であなたが叱責したのか、保護者会の前なのか、部室だったのか、保護者会中だったのかは判然としませんが、同様の場においてきちんとしたけじめをつけるべきかと思います。さすれば、息子さんが言うあなたの「人間性」は少しでも見直されると思います。

2022年5月14日 9:00
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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

早速ご返信ありがとうございます。
まず、私の文章が不十分な点がございました。
「だめな子だね!」は、自宅で息子とふたりきりの場面で、私がマネージャーにあてた暴言です。わかりにくくて申し訳ございません。

丸山様

おっしゃる通りです。今回のことが引き金にはなっただけで、息子はたくさん我慢をしてきたのかもしれません。

私への扉は固く閉ざされていますが、幸い部活や勉強はこれまで通り進めているようです。

よき相談者がいてくれることを信じて、とにかく今は息子の邪魔にならないよう、努力します。

釋 様

マネージャーがどれほど部員のために頑張ってくれているのか、何もしらない私が腹立ち紛れに言った暴言を息子は心から私を恥じ、私自身本当に恥ずかしいです。

保護者会の方の報告の遅れは、マネージャーのせいなどにならないよう、全部私がかぶる覚悟でまとめ、息子に誠意を見せたいと思いました。

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