これも偶然という名の巡り合わせでしょうか
こんばんは、風涼です。先日はご助言を頂いてありがとうございました。
昨年の末に母が亡くなりましたが、その二ヶ月前にコロナ禍による退職と
なりました。おかげで寄り添う時間にかなり恵まれて、また少しでも楽に
なればと思い購入した空気清浄機も、最後の一日だけですが見せてあげる
ことも出来ました。早目に届いたおかげです。
それと普段の呼出しブザーもその日に初めて鳴らなくなり、原因を調べる
ために、家族がより多くの会話を交わすことが出来ました。意識を失って
倒れた瞬間も、父親に支えられたまま苦痛を訴え、抱かれながら心停止を
迎えました。あまりに恵まれた巡り合わせに、今でも感謝しています。
あれから半年以上経ちましたが、地元の石川県珠洲市では先日地震があり、
自宅の方は幸い震度2で済みましたが、余震で仏壇の花立が倒れてしまい、
同じ床の間に飾ってあった、母の写真立てに水がかかったようでした。
パタンと倒れた写真立てに水が溜まり、台紙などがその大半を吸い込んで、
床の一部が濡れただけで済みました。花の方も傷みはありませんでした。
水をぶっかけられてご立腹かもと思いはしつつも、守ってくれたのかなと
嬉しく思ったりもしています。
当時は、やはり終末期のことばかり浮かんでいたのですが、今では自分が
子供の頃のことまで、思い起こせるようになりました。後悔や悔いまでも
肯定しながら過去にしてしまうのは、生きていくための防衛本能として、
決して悪いことだとは思いませんが、寂しくもあります。
不安とは違うと思いますが、心の落ち着きどころとして、何処を目指せば
良いのだろうと日々、考えたりもしています。母の生きた足跡は私や家族、
親族や友人達のこれからに、少なからず影響を与えると思います。
正直に申し上げれば、信仰心の自覚もない私が、仏壇に手を合わせるのは
自己満足に過ぎないと感じてもいますし、顔を洗って歯を磨くことと同じ、
ただの日常になってしまってはいないかとの思いはあります。今はまだ、
自問自答して行きたいと思ってます。
また取り留めもない話で申し訳ありませんが、写真立ての話も不思議な
巡り合わせに付け加えたいと思い、ご報告させていただきました。何か、
少しでも伝わるものがあれば幸いです。ありがとうございました。
嗜好品や賭け事などに興味はなく、平穏な日々を送れることが、一番の望みです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
かけがえのない時を生きて下さいね
拝読させて頂きました。
あなたの文面を読ませて頂きあなたがゆっくりとお母様に毎日お向き合いなさっていらしているのだと受け止めさせて頂きました。
あなたがお生まれになられてから様々なことがあったでしょうし、お母様がお亡くなりになられていく時もとてもかけがえのない時間を過ごされたことでしょう。そして今もあなたはお母様との時間をゆっくりと共になさっていらっしゃる様に思います。
それさきっとこれからもずっとそうだと思います。
あなたもご家族の皆様もそれぞれに大切な時間をお母様を思いながらも過ごしていかれるでしょうからね。その時間や経験を積み重ねていかれる中でお母様や大切な方々と共に分かち合っていくことができると思います。
あなたはこれからもきっとかけがえのない時間や人生を歩んでいかれることでしょう。そして素晴らしいご縁に恵まれながら生きることでしょう。
あなたがこれからもお母様やご縁ある方々とのつながりを大切になさりながら、心から豊かに穏やかに皆様と一緒に素晴らしい人生を歩んでいかれます様にと心からお母様にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様、多忙にも関わらずお返事ありがとうございます。
私には私だけの、家族や友人にはまた違った想いがあるのだとは思いますが、
仰られたように、思い出を共にすることは出来ますし、思い出の話の中から
お互いに初めて知る一面が見つかることが、未だにあります。
これまで、親しかった方との病による意図的しない別れ、そして自死による
別れもありました。死への旅立ちを初めて意識したのは小学生の頃だったと
思いますが、初めての手術を前に「退院したら、買ったゲームやるんだ」と
何とか不安を払拭させようとしたことは、今でもはっきり覚えています。
生きると言うことは、少し先にあるゴールを目指すことの繰り返しなのだと
今では思いますが、人生を終えることも、また目指す目標としてのゴールと
言えるのかもしれません。
もともと身体が強い方ではなく、様々な問題を抱えて生まれた私にとっては、
親より先に、特に母よりは先に逝けないと言うことが、子供の頃からの目標
だったので、それが叶ったことは良かったのかなと思います。
すべては縁と巡り合わせがもたらしたもの、どう繋がるかは私の生き方次第
だと思いますし、死生観もまた変化して行くのだろうと思います。お返事を
何度も読み返しつつ、これからも向き合って行きたいと思います。
それでは、本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。