元彼に対する執着
数年前に付き合い別れた元彼のSNSを未だに見てしまいます。
別れて少し経った時になんとなく元彼の本名をネットで検索したらSNSがヒットしてそれからほぼ毎日チェックしてしまいます。
私自身、3年前に結婚し子供も産まれて、子育てに追われればチェックする事もないかと思っていたのですが、以前と変わらずです。
元彼とは向こうから付き合おうと言われ向こうから別れを告げられました。
SNSを見て知りましたが、私と付き合っている時にこっそり婚活パーティーに行っていたようで、そんな人と長く付き合わなくて良かったと思っています。
なのに何故かその元彼のSNSをチェックしてしまいます。害は与えていませんがストーカーのようで自分が嫌です。
でももっと嫌なのはその元彼の不幸を望んでしまっているところです。元彼はずっと婚活をしていたようで最近入籍しました。内心、つまらないと思ってしまいました。彼女に振られたらよかったのに、とも思っていました。
妊活の事を奥さんと色々話し合っているようで、どちらかが(あるいは両方が)不妊で悩んでしまえばいいのに、と思ってしまいました。
長く付き合った相手なら分かりますがたった3ヶ月しか付き合わなかった赤の他人にどうしてここまで執着しているのか分かりません。でもSNSのチェックを止めようと思ってもまたチェックしてしまいます。
一人で勝手に振り回されているようで自分が情けないし趣味が悪くて自分が嫌になります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「不幸を望」んでいる自分に焦点を当てる
こんにちは。
「たった3ヶ月しか付き合わなかった赤の他人にどうしてここまで執着しているのか分かりません」とのことです。第三者に心の中がどれほど推測できるかは分かりませんが、試みに少し私の所感を述べますので、取捨はおまかせします。
1・自尊心が傷つけられたことへの「執着」
その「元彼」は、「付き合っている時にこっそり婚活パーティーに行っていた」ようです。確かに酷い話なのは分かりますが、今になって「執着」し続けるのはそれなりの根深さがあなたの中にあるから、でしょう。その根深さが、自尊心、プライドを傷つけられたことへの憤りであり、「元彼の不幸を望」むという報復感情になっているのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、その「元彼」が不当なことをしたのは良くないことです。しかし、その出来事がいつまでもくすぶり続けるのは、自らのプライドの高さという現在の問題を含んでいるのでは、とも思います。
2・人間、人生に対する固定的な見方、「執着」
勧善懲悪の物語、明確に善があって、悪がある。善が勝って悪を懲らしめる。基本的に世の中はそうあるべきです。
しかし、諸行無常の理のごとく、人間は固定的に見えて、流動的でもあります。確かに「元彼」は理不尽であり、あなたを傷つけた。ただ、現在の「元彼」は「入籍」した。以前のままの可能性もあるけれども、「奥さん」によって性格を変えられたかもしれない。夫となり、また親にならんと「妊活」の話をしている。以前の自分を見直して、真っ当になろうと思い直しているかもしれない。その再スタートの可能性にも、敢えてあなたは「不幸を望」むでしょうか。おそらく、そうではないと思います。
もしかすると、人間、人生を固定的に見るところに、以前のままの「元彼」の記憶と心のなかで格闘している、それが今日の「執着」になっているのではないでしょうか。
「元彼」に「不幸を望」むよりも、「不幸を望」んでいる自分に焦点を当てていくことこそに建設的な今後が展望できるのではないか、と思いました。
質問者からのお礼
こんにちは。
回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、自身のプライドの高さが1番の問題だな、と気付いていました。が、プライドの高さのせいで心の中で認めたくないと思っていました。
ぎくり、といったところを突かれてしまいました。ですが、第三者の方に相談し、ご指摘いただきスッキリしました。
これからはアドバイス通り、自分に焦点を当ててもっと自分の内面を成長させていきます!