引っ越しする場合必要なこと
◆今すぐではありませんが引っ越しを考えています。
◆実際どうなのかわかりませんが、亡くなった人が住んでいた家に時々戻ってくる、様子を見に来る、いつも過ごした部屋や椅子に座っている、という話を時々聞きます。この場合、例えば引っ越しをしてその場所に住んでいた家がなくなったり、愛着あるものが亡くなった場合、あるいは大切にしていた庭の木や花もがなくなった場合、亡くなった人はどう感じるかが気になります(寂しさや悲しさなどがあるのでは)。
①引っ越す場合、そういう悲しい寂しい?思いをさせないためには、どのようなことを行い、引っ越しすればいいでしょうか。
②また愛着のあるモノを処分する場合に必要なコトがあればご教示ください。
◆また木を切らなければならない場合、木にも生命があるので切るのがためらってしまいますし、長年一緒に過ごしたものです。切らなければならないとき、木の立場を考えた時、何かすることがありますか?
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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愛着があるのはこちら側の想い。丁寧に扱っていきましょう。
ご家族のことを想ってのことですかね?
こちら側に生きている者にとっては、この世に帰ってきたり懐かしんで過ごしておられたらいいのにと考えたりするものですが。
亡くなった方は、後の者(私たちのこと)に仏縁を繋ぐためにはたらきかけて下さいますが、魂が行き来したりというようなことはありません。
この世だって、そうやって変化してきたのですから、存在していたものが失くなっていくのは自然なこと。それを悲しんでおられるということもありません。心配のない お浄土でいてくださっているのですもの。
(部屋や椅子に座っているなんてのは、私も今初めて聞きましたよ)
引越し、物の移動や整理処分も、愛着があるのは、こちら側の想いからくるものですので。丁寧に扱っていきたいと思えば、移動をしたり形を変えていきながらも、大切にしていかれたらいいと思いますよ。
また、木を伐採する場合、他にも家を壊す、仏壇や墓を動かすなど、気になるようなら、手を合わせられたらどうですか。私も、木の伐採では、ご連絡をいただき一緒にお勤めをさせていただいていますよ。
こうしなければならないというものは、ありませんし、亡き人が悲しむようなことも、心配いりませんよ。
質問者からのお礼
お忙しいところ大変丁寧にありがとうございます。
>心配のない お浄土でいてくださっているのですもの
心配いらないということで、承知いたしました。
私の周囲でも、亡くなった親族がときどき家に来る、座っていると言う話を時々耳にし、一昨年私の母が亡くなりましたが、同居する父が何回か来ていたという話をしていました。このこともあり質問させて頂きました。モノをいろいろ整理しているところですが、数が多く、保管するもの、中には処分しなければならないモノもあり、感謝を込めながら保管または処分したいと考えております。木についても承知しました。ps.今回、多くのお坊様がいる中で中田御院よりご回答頂きまして、プロフィールを拝見して、あることについて、勝手に縁というか関連性というか、そういうものを感じました。