私はどうすれば……。
私は彼との大切な約束をやぶってしまいました。
長年二人で遊びにいこう‼と約束していた場所に職場の人と行くことになりました。
行けることに舞い上がってしまった私は彼の気持ちも考えず彼に報告……。
「約束してたのに、二人で行くの楽しみにしてたのに」と、とても悲しみ、「もう一生そこには行かないから」と言われてしまいました。
言われてから自分の身勝手な行動のせいで大切な人を傷つけてしまったことに気付き、後悔しました。
しかし、今さら先輩のお誘いも断る勇気がなく、泣くしか出来ない私に結局彼はあきれ半分で許してくれました。
でもやっぱりその場所は彼もとても楽しみにしていた場所なのでどうしても二人で行きたいと思い、ちゃんと解決しようとその話題に触れますが、彼の機嫌が悪くなり、話を聞いてもらえません。
誰にでもいい顔をしようとする自分の悪い性格のせいで大切な人に辛い思いをさせてしまいました。
どうにか話を聞いてもらえる方法はないでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ものさし
私も最近そんな経験があります。ある女優さんを案内するように上司の僧正から言われました。私はその御方をご案内し、期間限定でご開帳していた仏様をご一緒に拝みました。そこは家族にも一緒にお参りしようと言っていたお堂です。そのことを妻に話すというよりか、その話がすぐに妻の耳に渡りました。なにせ女優さんなので連れて歩くと目立つのです。すると妻はそこには一生行かんと言いました。すごく怒っていました。そのお堂のご開帳は終わってしまい、恐らく生きている間にはもう無いでしょう。本当に失礼なことをしてしまったと思いました。悔やんでも悔やみきれません。その件については許してもらえないと思いますが、その反省をしっかり持って今後はしっかり状況説明を事前にするようにしようと思っています。
ものごとには自分の中では大丈夫だと思っていても相手にはそうでないことはたくさんあります。何故なら自分は自分であり、相手は相手なのですから。それは夫婦であっても家族であってもそうです。故に、相手のことをよく考えることが大事と思います。
仏教では「同事」と云うことばがあります。それは四摂法(ししょうほう)という人付き合い、集団生活の中で最低限守るべき四つの項目の一つです。どういう意味かといえば、「相手の身になって考える。」「相手と同じ立場になって考える。」ということです。でも、ここで、自分のものさしだけで考えると齟齬が生じます。今回の相談内容の場合は、あなたは先輩の声を聞き、彼との約束をあなたの感覚で捉えてしまったのです。相手(彼)の持っているものさしと自分のものさしは違います。ですので、「相手の気持ち(ものさし)を考える。」ということが必要です。
今後も、色々とものさしの違いの問題は起きるでしょう。でも、彼とあなたの仲は、今回の事件で壊れるようなものでは無いはずですよね。もし、壊れてしまったらそういうご縁ですよ。いいお勉強として前向きに捉えて下さい。「同事」と、「ものさし」を意識できるようになれば、これからも起きるであろう問題も冷静に対処できると思います。
彼とは前向きに進んで下さい。でも、今回の件は開き直らず、反省の気持ちを忘れずに。
質問者からのお礼
丁寧な回答ありがとうございます。
せっかくご意見いただいたのに、言い訳になってしまうと思うのですが、
出かけるための予約などすべて
やっていただいていて、職場で気まずくなるのが怖くて中々踏み出せません……
自分が弱すぎて情けないです……。
でも断る勇気って大事ですよね……
ほとんど同じ経験をされているんですね。
相手の立場になる。
まさにその通りですよね。
今後は気をつけて行動します!
今回のことは忘れずに彼を思い一緒にいたいと思います‼
少しもやっとしたものがなくなりました。
ありがとうございます。