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相模原殺人事件。「死ね」をどう説くか

「思う」ということには、「頭をよぎる」程度のものと「確信する」ほどのものがあります。

まずしっかりと信じていただきたいのは、今回のように確信的な人はごくごく一部だということです。

今まであのような事件は無かったでしょう?

そして同じような考え方が世の中にあふれているなら、今回の事件の報道がもっと犯人に同情的になるはずです。

しかしそんなことはありませんね。今回の事件は極めて特殊なのです。

「頭をよぎる」程度で言えば、残念ながら無いとは言えません。
でも、分かっていただきたいのは、そのような心ない言葉をよく使う人は、誰に対しても言っているのです。

聞いた話では、ツイッターや2chなどでもっとも多く投稿されているワードは「死ね」なのだそうです。

でも結局は、その人達は本音で死ねと思っているのではなく、その人達自身が自分の境遇に疲れていて、自分とは違う存在に八つ当たりしないとやっていられないのですよね。

だから聞き流すしかないでしょう。どうか間に受けないでください。それは言っている側の人間の弱さなのです。

なんとかしたいですね、人間の排他心を。

私にできることは仏法を説くことだけ。
自分と違う人間を疎む心は、結局は自分自身を追い詰める…そのことを説いていきたいと改めて思います。

他者も自分も、同じく傷付いている考え方が無くなるように…それが亡くなられた方々へのせめてもの供養になれば幸甚です。
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回答僧
質問
「重複障害者を狙った」にショック
「身体」と「精神」に障害を持つ者です。 昨日の相模原市の障害者施設での殺人事件で動揺しています。 健常者はやはり本音の部分で「障害者なんて死んでしまえばいい」と 思っているのでしょうか。 子供のころから実際に言われているので、「やはりそうなのか。」 と思ってしまいます。 負けずに戦えばいいのでしょうか。聞き流せばいいのでしょうか。
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