勇気を下さい
子供を産めない私は生きる資格がないと考えています。
かと言って、情けないですが自殺する勇気がありません。
以前は会社に勤務していましたが、夫の転職と引っ越しを機会に退職しました。
しかし、その会社でパワハラ・虐めなどを受けており、それ以来精神的に不安定な状態となり、まだ再就職をする気持ちではありません(情けないですが、お金がないために精神科等には行っていません。行きたいのですが…)。
今は、只単に、やらなければならない家の事のみを行う毎日です。
子供を産めない自分が辛いです。
何故、自分がこんなめに合わないといけないのか…。
前世(!?)で余程悪い事をした罰なのか…。
情けないです。
自殺する勇気を教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自殺する勇気は与えません。
こんばんは。ご質問を拝見しました。
阿弥陀佛という仏様は、私の命が終われば速やかにお浄土で仏へと仕上げて下さる仏様です。
私たちの生きている世界は、仏様からすれば悲しみや苦しみに満ちあふれているようにしか見えないそうです。ですから阿弥陀佛は「死後は私に任せよ」と仰っています。けれども、「じゃあ早く死んだ方が良いじゃん」という教えではありません。死んだら救われる教えのようではありますが違います。生を諦め、死を望むのは虚しいものです。阿弥陀佛は、そんな虚しい人生観からの救いを完成なさった仏様なのです。
阿弥陀佛の救いとは「その命が終わるまでは精一杯生き抜け。死後は私に任せよ。」というものなのです。
辛いことも多い人生です。けれども、それを避けても辛いまま虚しいまま。逃げずに乗り越えて欲しい。だって人生において無駄は無いのだから。
あなただけが子供を産めない世界ではありません。あなたの人生だけが辛いものでもありません。そう思わせているのは、他でもないあなた自身の心です。
子供を産むことだけが人生だとしたら、それは虚しい人生です。子供を産めなくても、あなたの命は尊く、有難いものです。
あなたのご主人にとっても、あなたのご両親にとっても、かけがえのない大切な存在です。文章だけのご縁ではありますが、てんてんさんは私にとっても有難い命です。
どうか、ご主人ともお話をなさって、心のケアを始めて下さい。命を大切にしなければ仏様も悲しまれますよ。前世のせいにするのではなく、現世を大切に生きて下さい。