過去への後悔で苦しんでいます。
これまでの人生で罪を犯してしまい苦しんでいます。
窃盗・盗撮・いじめなど中には警察のご厄介になったこともありました。幸い実刑判決を受けたことはないのですが、今も毎日心のどこかで
「私はダメだ」「生きる価値がない」「自分なんて死ねば良いのに」
と思ってしまい、時には口から出てしまうことがあります。過去の犯罪が周囲にバレるのが怖く、いつも心のどこかに怯える気持ち・不安・恐怖を抱え、苦しんでいます。
どのように生きることが私の人生を正す術なのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
已造業、未造業の問題
浄土真宗は、「極重の悪人をも救う教え」であるといいます。
しかし、無条件の救いではありません。
已造業と、未造業という言葉があります。
已造業とは、「すでにやってしまった行為」です。
已は、「すでに」という意味の漢字です。
未造業は、まだやっていない罪のことです。
すでにやってしまった極重の罪業も、そのことを慚愧し、懴悔し、これから罪を造らないようにしたいと、願えば救われる、ということです。
もっと詳しく知りたいならば、「八番問答」で検索してみてください。
浄土真宗の宗祖、親鸞は、主著「教行信証」の信巻で、「阿闍世の物語」を重視しています。
すでに、父親を殺し、母親を殺そうとした重罪を犯してしまった阿闍世が苦しんでいます。
その阿闍世が、どうして救われるのか?を、親鸞は、いろいろなお経、論書等から引用して明かしていきます。
質問者からのお礼
ご連絡が遅れてしまい申し訳御座いません。
生きていくのは本当に難しいですね。自分が招いた事でこんなにも苦しい思いをするとは思ってもみませんでした。ご教示いただきましたアドバイスに誠に感謝いたします。
本当にありがとうございます。