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とても悩んでいます

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

私はもうかれこれ5年以上彼氏がいません。
22歳です。理想が高いのだと思います。
自分で言うのもなんですが結構モテます。

ですが今、私は不倫をしています
相手は38歳です。
不倫はいけないことだとわかっているのですが
好きで好きでしょうがないのです、
今までこんなに人を好きになったことはありません
でもこの人と結ばれることはないと思うと
悲しさと虚しさと悔しさでいっぱいになります。
これから先こんなに人を愛せるのか、不安です。

こんなことはやめなければいけない、と
思うのと同時にこの人ともっと一緒にいたいと
思う気持ちで疲れてしまいます。

他に好きな人ができればいいのですが
なかなかできません。
人を好きになったこと自体久々です。

どうすればよいでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

好きというより執着の可能性 大

お互い理性を忘れた恋愛は単なる我欲です。
あなたは今「彼を好きだ」と言っている状態はおそらく、あなたの要求、欲求を満たしているから❝イイ人❞的に映っているだけであると思います。
愛ではなく、欲、欲しがりです。
相手や、家族の心の傷を負わせない内に、縁を切る事です。
あなたも、ぶっちゃけ自分ラブだと思います。
愛というのは、相手の家族をぶっ壊してまで、相手を求めるのは我欲です。
あなたの不倫相手も、カミさんと倦怠期だから、あなたにちょっかい出しているだけでしょう。
いずれ面倒くさいことになりますから、今日中に分かれる事です。
好き という 思いは すべてを 盲信 妄想化 させます。
あなたに今必要なのは、冷めた、非・感情的な人生史上もっとも冷静な視点です。
結論:別れろと言われて、眼が覚めないならば、理性的でない証拠。いずれ悪しき結果が返ってきますので、そうなる前に今日中に分かれる事です。
あなたが求めている、恋人❝性❞は、その人でなくとも、持っています。
一度つかんだものを、てばなす金剛の剣を振るうべきです。
ざっくり申し上げて失礼いたしました。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

早くやめた方が傷は浅くすむかも

こんなことはやめなくればいけない、とあなたご自身がおっしゃっているので、私もそれを応援したいと思います。
彼は16歳年上なんですね。
たまたま好きになったのか年上なのか、もともと年上が好きなのかわかりませんが、年上好きの場合は既婚者を好きになる可能性が高くなるのでしんどいですね。
不倫は、悩み苦しみの原因になるので、不倫しないことは仏教の修行の1つです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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