両親がいい年の兄にお金を渡し続けてしまう
私は他県に嫁ぎましたが、実家には70代両親と40代の兄が暮らしています。
一年前に母が倒れ、私も連絡を受けて駆けつけました。母は幸い一週間の入院で済みましたが、この件をきっかけに、実は実家にはお金が無いという事実が判明しました。貯金も無いのです。
両親は共に年金暮らしです。公務員を定年まで勤めたので、贅沢をしなければ困らない程度の額をもらえています。兄は昔から定職に就かず、アルバイトをしたりしなかったりを繰り返していました。
なぜお金が足りないのかと問うと、兄にお金を渡しているからというのです。
「携帯代などの支払い」「車の税金・保険・車検代」「お金が足り無い」そんなことで、毎月兄にお金を渡し、残りのわずかなお金で両親は暮らしているのです。
私は両親にそれは変だと言いました。間違っていると言いました。お金が無いなら働くしかない、それを教えるのが親としての務めで、決してお金を渡すことではないと言いました。
しかし「消費者金融の支払いがあるから」などと言われると渡すしかないと言うのです。
母が倒れた時に、「今はバイトだが、もうすぐ社員にしてもらえる」と話していた兄でしたが、私は薄々あやしいと疑っていたので、給料明細を見せてもらうようにとか、会社の名前を教えてもらうようにとか、両親にはたらきかけたのですが、「まだ出てないって言われた」の繰り返しでした。
結局社員になるどころかアルバイトもしていなっかったことが、先月わかりました。
母は「せかしても本人が働く気が起きないとどうにもできないのだから、待つしかない」といいます。それは確かにそうですが、両親が毅然とした態度で接しないから、兄はますます働かない方向へと行っていると思うのです。
夫から、「3人が好きでその生活やってる分には構わないけど、もしまた入院だとか何かあった時に、お金が無いから出してくださいと言われても助ける気になれない」と言われてしまいました。
しかし母の気持ちは変わらず「あなたの言うことは正論だとわかっている。でもお母さんは今までのようにしていくしかない」と毎回はっきりと言い、最近では私の電話をうるさがるようになってきました。
そんな両親でも、また何かあれば助けないわけにはいかないと思います。うちも余裕はないので、どうにか悪循環を止めたいのですが、もうどうしたらいいのかわかりません。