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兄が嫌いで実家に帰りたくありません回答受付中

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有り難し有り難し 1

初めて質問させて頂きますので、不手際がありましたらすみません。
私は実家に住んでいる兄のことが嫌いです。
もう随分前になりますが、私が高校生の時、兄は引きこもりになりました。他の兄弟は順当に自立して行っている中、兄が引きこもりになってしまったことに嘆き苦しむ両親を間近で見ていました。親の涙を見たのはその時が初めてだったと思います。親が兄の部屋の前で悲鳴のような泣き声を上げるのを今でも忘れられません。私の誕生日にも兄は家にいて、兄のせいで夕食の空気が重くなり、私が泣き出して親が兄に説教をし始めたことも覚えています。最悪でした。

それから私は兄が嫌いだったのだと思います。
家族だから、兄弟だから、そんなこと考えてはいけないと無意識に押さえていましたが、どう考えたって兄が嫌いです。
県外の大学に進学したのも、就職先を遠い地にしたのも、実家にいたくなかったから、と言うのが理由の一つでした。

ですが、時が経って私も大人になりました。兄も変わりました。仕事をしています。実家にいるおかげで親戚とも顔をよく合わせ、私よりよっぽど信頼されていると思います。
それでも私はまだ兄のことが嫌いです。仕事は両親のコネで両親と同じ職場ですし、黙ってばかりで何も言わないくせに会話の場には混ざりたがってきて鬱陶しい。そのくせ時折兄貴ヅラをして話してくるのも腹が立ちます。もう生理的に無理だということかもしれない、と思ってしまいます。
だって兄は何も悪くはないと分かっているのです。引きこもりだったのも、今も両親の手を借りて生きているのも、ただ少し社会と性質が合わなかっただけです。

それだけに、兄が嫌いな自分を責めてしまい、辛いです。
何よりも両親に申し訳ないです。両親は兄弟仲良くして欲しいでしょうし、私にもっと帰ってきて欲しいのかと思います。
私自身両親には会いにいきたいです。でも兄に会いたくなくて実家にあまり帰っていません。

兄のことはまだしも、両親を悲しませたくないです。しかしそうなると嫌いな気持ちを押し殺して実家に帰るしかなく、辛いです。
両親が私の家に来てくれたこともありましたが、兄も引き連れてきたので絶望しました。両親に理解してもらえないというのも辛いです。

長文になってしまい申し訳ありません。
この辛さをなくす方法をどうか教えて頂きたいです。

2026年3月4日 2:31
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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「たまには親子水入らずの時間を持ちたい」と提案してみては。

ご相談拝読いたしました。過去の辛い記憶や、ご両親を悲しませたくないという思い、そしてお兄様を嫌ってしまうご自身を責めるお気持ち、どれほどお辛かったことでしょう。

仏教、とりわけ浄土真宗の教えでは、私たちは皆、自分のコントロールを超えた感情(煩悩)を抱えて生きる不完全な存在(凡夫)であると見つめます。理屈では「兄は悪くない」と頭で理解していても、過去の傷から心がどうしても拒絶してしまうのは、人間としてごく自然なことです。どうか「嫌悪感を抱く自分」を、これ以上責めないでください。

この辛さを今すぐゼロにする魔法はありませんが、ご両親との関わり方を工夫することはできます。例えば、ご実家へ帰るのではなく、ご両親と外でお食事をしたり、小旅行に誘ったりして、「たまには親子水入らずの時間を持ちたい」と提案してみてはいかがでしょうか。お兄様を否定するのではなく、「ご両親とじっくり話したい」という理由であれば、角も立ちにくいかと思います。

すべての物事は移り変わっていきます(諸行無常)。今は無理に嫌悪感を押し殺したり、好きになろうとしたりする必要はありません。適度な物理的距離を保ち、ご自身の心を守りながら時を重ねる中で、お兄様への感情も少しずつ違った形へと変化していく日が来るかもしれません。まずは、ご自身が安心できる形で、ご両親との温かい時間を持てることを願っております。


縁起寺 釋聴法

2026年3月4日 8:08
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴38年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・木・金・土・日曜日は、8:00~20:00です。 火曜日と水曜日は18:00~20:00での対応となります。 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

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