傷つく気持ちが分からない男
その男に「結婚してるのに浮気したら奥さんは傷つくんだよ、だからしたらいけないと事なんだよ」と言ったら「傷つくって何?」と言われました。
傷つくって何だろう。
悲しい気持ち、軽んじられた気持ち、卑下された気持ち、ツライ気持ち。
私は傷つく気持ちが分かるし、人の事は傷つけたくありません。傷つく行為と分かっているなら尚更です。
その男は「傷つけられて嫌なら別れればいい」と言いました。
私たちは日々、何かに傷つけたり傷つけられたりしています。
されたら悲しい事はすべきではないと思います。
しかし、人を傷つけてはいけないと言う私に、別れればいいと言う男。
無責任すぎると思うのに、明確にダメな理由が思い浮かびません。
傷つくとは何だろう。
私までよく分からなくなってしまいました。男が奥さんを傷つけないようになる日は来ないのでしょうか。
お坊様はどう答えていただけますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人を傷つける事は罪です
拝読させて頂きました。
心が傷つくこととは自分が相手にやられたら嫌な思いをすること、自分を否定されること、無視されることです。
そのことを理解できないのは人を傷つけて平気でいる者、人の痛みのわからない者です。
人の悲しみをわからないことです。
人を傷つける事は罪です。人を傷つけた者や人の嫌がることをする者は愚か者です。
そしてその己の行いに依ってその報いを受けることになります。
いずれは自分に戻ってくることです。気がつかないでも必ずその報いを受けます。
それを理解できない者は理不尽な言い分を発して自分を正当化しようとして、また人を傷つけて再びその報いを受けます。
それはいつの世でも同じです。お釈迦様がご存命の時代であってもそうでした。
心の賤しいものというのがそういう者です。
その男性の方が人を傷つける事を理解しないのであるならば永遠に人との本当の信頼関係を築くことはできません。
つまり永遠に孤独であるということです。
その人本人が気がつき改めないのであるならば永遠に迷い続けるということです。
あなたはどうかその様な悪しき行いをなさることなく、できるだけ人を傷つけるような行いはなさらないようにしてくださいね。
人の振り見て我が振り直せです。
あなたがこれからの人生を心清く身を正してお健やかに生きていかれます様にと心より仏様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。
それはただ浮気したいだけでしょう
別れれば傷が癒える訳でないですから、全く的外れな言葉ですね。
例えば「借金しても自己破産をしたらいい」という人がいます。
確かにその通りかもしれません。
法的に返済する必要はなくなります。
しかし自己破産によって貸した側の人はとても困るのです。
それで全て解決と言うのは借りた側の論理なのです。
傷つける側と傷つけられる側の話ですから噛みあうわけがありません。
ただし、ここであえて言わせていただくのであれば、「されたら嫌なことをしない」とよく学校で習いますが、実際の私たちの生活はどうでしょう。
平気で嘘をつき、心の中でバカにし、時に人を罵倒してきたことはないでしょうか。
また家畜を殺し、虫を殺し、それを何とも思わず暮らしているのが私ではないでしょうか。
「他を傷つけるような人間ではない」と思っていますが、傷つけてきたことさえも気づかないような人間ではなかったでしょうか。
その男性の行為は確かに許しがたいことです。
しかしながら、自分も対して変わらない人間であると認識しておくことが大切だと思います。
質問者からのお礼
kousyo Kuuyo Azumaさま。釈心誓さま。ご回答ありがとうございます。
確かに私も人を傷つけてた事さえ分からぬまま生きてきたかも知れません。
その男は自分を正当化し、浮気したい心を自制する気がないのです。
あまり相手を傷つけてばかりいると、窮鼠猫を噛むよと言ったこともあります。しかし、噛まれた事はなさそうです。
お坊様方。何度も私の繰り言にご回答いただきありがとうございます。
どうやっても、何度ご質問しても昇華できない私の心が、hasunohaに来させてしまいます。未だ苦しみの中にいますが一筋の光を探して行きたいと思います。