お寺の中の神社

初めて質問をさせて頂きます。
寺院を参詣する際、境内にしばしば「お稲荷さん」「龍神さん」などの神様や「◯◯権現」といった、どちらともとれる参拝所があります。
いずれも鳥居が立っているので、二礼二拍手一礼の神式でお参りしておりましたが、お参りの作法として、これは正しいのでしょうか?

皆様の御見解などご教授頂ければ幸いです。

有り難し 13
回答 1
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

寺を鎮守するために祀られている神であり、仏法を守護する神です

こんにちは、曹洞宗の吉田俊英と申します。

寺院を参詣する際、境内にしばしば「お稲荷さん」「龍神さん」などの神様や「◯◯権現」、という記述を拝見して、丁寧な参詣を重ねておられると感じました。確かに、このような疑問を感じるのもやむを得ないことだと思います。

曹洞宗では、ご質問にあるような神様を「寺院を護持する鎮守様」として尊重し、毎月一日と十五日に鎮守諷経という読経行事を行っています。曹洞宗寺院に祀る鎮守の場合は、読経と合掌礼拝で良いと思います。

 しかし、曹洞宗を含め仏教寺院に祀られる鎮守は多種多様であり、その来歴は結構多様です。
1、印度由来の神様のうちの天部   弁財天、大黒天、韋駄天
2、印度由来の神様のうちの明王部  不動明王、愛染明王
3、印度由来の神様のうちのその他の種類  龍王、金毘羅、鬼子母神
4、中国由来の神様    竈公、関帝、布袋、閻魔など十王
5、日本の伝統的な神社の神  伊勢、津島、熱田、香取、春日、出雲
6、日本の山岳の神  白山、愛宕、大山、秋葉、熊野  権現と呼ばれる鎮守がこれに該当
7、習合型  稲荷(日本的な穀物神「稲荷」と印度の神「ダキニ天」が習合した)

寺院に祀る鎮守に関しては、基本的には仏法の守護神ですから、仏教的な読経と礼拝で構いません。
むしろ、この方が宜しいと思います。敢えて「二礼二拍手一礼の神式でお参り」するとしたら、5番の神様の場合でしょう。

2年8ヶ月前

質問者からの有り難し - お礼

吉田様
詳細な御解説を頂き、誠に有難う御座いました。長年モヤッとしていた部分がスッキリ致しました。
信心という点では、まだまだ不十分な当方ですが、少なくとも出来る限りの正しい作法で、お参りをしたいと思っておりました。
改めて御礼申し上げます。

関連する問答
このページの先頭へ