母の死
母が難病になりそれを苦に自殺をしました。
本当に苦しんだ結果の事でした。
亡くなった母の顔は苦しんだ様子もなく本当に安らかな顔でした。その顔を見た時に母は苦しみから解放されたのだ。と思うのですが、よく聞く話では自殺すると地獄に行くと聞くのです。
そんな事はない。とは思うのですが考えてしまいます。母の事を思い、日々過ごしていく事が供養になると私は思うのですが、どうしても気にしてしまいます。
会社員
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「自死=地獄」にあらず!
なみさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。
お母さまが闘病の末、自ら命を絶たれたとのこと。
どのような形で肉親を失っても悲しみが深いことと思いますが、それが自死であったとなると、より一層遺された者の苦悩は深いと存じます。
なみさん、本当に大変な日々をお過ごしでいらっしゃいますね、よくhasunohaにたどり着いてくださいました。
まず最初に申し上げたいのは、お母さまはご自身の人生を最後まで生き切ったということです。
そして次に申し上げたいのは、「自殺をすると成仏できない、地獄に行く」というのは完全に迷信だということです。どの宗派のどのお経にも、そのような事は書かれていません。誰がどのようなことを言おうと、それは信じてください。
あなたやご家族を不安にさせるような事を言う人がいるかもしれません。その時は「hasunohaの坊さんがそんなことは無いと言っていた!」と心に強く思ってください。ご家族にもどうぞお伝えくださいね。
もちろん、だからといって自死をするのが良いということではありません。
お母さまのことは非常に悲しいことでしたが、これからは遺された方たちが、いかに自分の人生を生きてゆくか見守って下さる仏さまになっていると思います。
その仏さまに恥じないよう、日々過ごして参りましょう。
ちなみに、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」という超宗派のグループがあります。
私もそこの一員ですが、リンク先をお知らせしておきますので、よろしかったらご覧くださいませ。
http://www.bouzsanga.org
ありえません。
なみ様 大切なご家族お母様の自死。心より心よりお悔やみ申し上げます。
ご質問の件自殺すると地獄にいくという事はありえません。
仏教徒でしたら曹洞宗ですと、通常は亡くなったら、ご戒名をお授けしお釈迦様の弟子になる。→ 引導法語でこの世とあの世の橋渡しをする。→仏様の世界に向かい、仏様のもとで仏弟子の修行を積む 。という流れになります。
お母様が行かれるのは、地獄ではなく仏様の世界ですので安心してください。
ただ、一つ。出来るなら可能な限りお母様とのご縁を大事にし、これからも心を込めてご供養をされてください。お母様は仏様の世界からなみ様ご家族の事を、あたたかい目で見守っていらっしゃいますよ。
見せてもらったものがある
なみさん、はじめまして。
お母様も、なみさんも、さぞお辛かったことと思います。
お母様は地獄になんか行きません。
そんなことは迷信です。
むしろ、地獄はこの世にあるのです。
お母様は、この世で地獄のような苦しみを味わったはずです。
自死することがお母様の苦しみの解決法だったのでしょう。
自死は決して良いことではありません。
しかし、お母様は最後の瞬間までご自分の人生を経験されて旅立たれたのですから、次の世では今世の経験がしっかり活かされるはずです。
なみさんも、お母様の死を目の当たりにして地獄のような苦しみを味わったはずです。
でも、お母様は最後までその姿をなみさんに見せて下さいました。
お母様はなみさんが生まれてからずっと、色んな姿を見せて来て下さったことと思います。
その姿を見て、なみさんは良いことも悪いこともいろんなことを教わってきたはずです。
なみさんがお母様の最後を見て、どう思われたか、何を学ばれたか、それをなみさんがご自分の人生に如何に役立てるか。
それこそが、お母様への一番の孝行であり、供養であると思います。
お母様の死を苦として捉えるのではなく、お母様の人生を無駄にすることなく、しっかりあなたが役に立ててあげて下さい。
質問者からのお礼
有難うございます。
母は自分の人生を生きった。そうなんですね。
この言葉涙が溢れてきます。
そして仏様に恥じぬように日々を過ごしていきます。
本当に有難うございます。
小黒澤 和尚様
有難うございます。
母とも縁で繋がっているんですね。
この縁を大事にし、母の供養をしていきます。
小原 観慈様
有難うございます、
まさに母にとっては生きている事が地獄だったようです。亡くなって苦しみから解放されたと思います。なんだか母からの言葉の様に感じてしまい、涙が溢れて止まりません。