hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

彼と別れたが、復縁の道を探りたい。

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

結婚前提に1年お付き合いした彼から、先日別れようと電話で言われました。別れる3週間ほど前に大きな喧嘩をしてしまったのをきっかけに、しばらく逢わずに冷却期間を置いた結果です。

交際半年間くらいは、お互いの良い部分しか見えませんでしたが、半年を過ぎた頃から、彼の生活態度が気になり出しました。
(夜中にベッドの上で脂っぽいものを平気で食べたりする、道端で痰を吐く、昼夜逆転の生活をしているなど、生活態度全般です)

彼は持病をかかえているのですが(肉体的なものです)、そもそもその病気になったのは、彼の生活態度の怠慢から起因した結果で、彼には申し訳なく思っているのですが、心の底から同情できるものではありません。

彼は我慢が出来ない性格で、40代なのに貯金も無く、いただいたお給料をすべて自分の身の回りのものに使ってしまい、その日暮らしのような生活をしています。当然不動産など財産もありません。

それからもう一つ、私は彼とお付き合いを始めた頃、当時破たん状態だった元彼と一日過ごしてしまったことがあり、それが彼の知ることとなりました(私の携帯メールを彼が読んだことから発覚しました)
私は彼に必死になって詫び、一生償う事を誓いました。
勿論、それ以来元彼とは別れましたし、逢っておりません。

それからというもの、彼はことあるごとに私を責め続けました。
人の道をはずれ、彼を裏切ってしまったことを申し訳なく思い、
毎日反省の日々を送っていたのですが、
1年も毎日のようにイヤミを言われて爆発してしまった事が何度もありました。
今回の大ゲンカも、彼からその事を蒸し返され、イヤミを言われた事がきっかけでした。

彼は、一生その事を口にして攻め続けてしまうだろうし、その度に喧嘩をしていたら2人が今後やっていくのは難しいだろう。そして、生活態度のことをあれこれ言われるのは窮屈だ。だから別れて欲しいとの事でした。

このような彼ですが、私は修復を求めています。
年齢的なこともありますし、惚れた弱みかもしれません。
家族や友達に相談すると、彼と修復しても苦労するのは目に見えているのでは?といいます。でも私は彼の事がとても好きなのです。
もう一度話し合いの場を設けて、修復を試みた方が良いのでしょうか、それともこのまま別れた方が良いのでしょうか。どうかよきアドバイスを宜しくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

した方が良いこと やめた方が良いこと

復縁はしない方がいいでしょう。
女性の一生は男性への同情で乗り越えられるような甘いものではないと思います。
結婚相手は、ちゃんとした人、頼れる人を選択することが母親の最低限の義務です。
好きか、だけではなく、生まれてくる子供の父親としても、ふさわしいかどうか。
現実の悲惨な状況の中「好き」と思い込むのはあなただけの自己中心目線。
女性は将来の為にも、もっと大きな恋、いや、愛に目覚めなければいけません。
子供が愛にあふれる子供になるためには、父親と、環境こそ大切。
慈悲の名の下に、その男性を捨ててください。彼の為にも、あなたを選択させないでください。彼を自由にさせてあげてください。
あなたといたって自立ができなかったからです。
その男性はまだ「自分」を離れていません。
ちゃんと将来の事を考えて行動している人間ではありません。
ある程度の年齢になっても、その自覚に乏しいのですから、間接的に父親を放棄しているといってもいいでしょう。
あなたと両親と、お子さんの今後の幸せのために申し上げることですが、あなたは、混同していると思います。
自分がした過ちの罪悪感と、彼に対する申し訳ない気持ちと、これ以上責められたくない気持ちと、彼への愛着、許されたい気持ちが混同してしまっている。
共通しているのは自分ラブです。
許されたい、無かったことにしたい、私が彼を幸せにすることで自己願望達成…、
たぶん、自己ノルマ的に「好きだ」と自分に言い聞かせているだけだと思います。
不幸に陶酔している状態。可哀想な自分が好きな状態。悲劇のヒロイン症候群状態と言えます。
ハッキリ言っておきます。(まだ言うんかい)
「好き」という気持ち程、変わりやすいものはありません。
あなただって、ぶっちゃけ浮気した。
それで、もう壊れたのです。後は未練だけです。自分の。
どこが永遠なものでしょうか。
それは都合がいいというもの。
恋愛も一種の陶酔、酔わせ、自己陶酔ですから、目を覚まして自分を離れる為にも、その人とは復縁しない方がいいのです。厳しく申し上げるのはその為です。
それでも、彼が好き。そんなものは好きと呼ぶに値しないもの。
好きというジャンルに入れてはいけないものです。一時の情欲です。
情に振り回されない、理性的な母親を目指してください。
不幸路線をたどってほしくないので、厳しく申し上げました。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下 覚元様。ご回答誠にありがとうございます。本文の最初の1行目(復縁はしないほうがいいでしょう)のお言葉にハっとしました。本当にありがたいお言葉の数々に、何度も何度も読み聞かせて涙を流しました。思えば心のどこかで彼とはうまくいかないだろうと思いながら付き合ってきた部分があり、誰かに最後のひと押しをしてもらいたかったのだと思います。彼は普段は非常に真面目なサラリーマンです(大手企業勤務)老後等は何とかなるのではないか等と思っておりましたが、実に浅はかな考えだと思いました。私が彼を軌道修正して世界一の幸せ者にすると本気で考えていました。本当にこれこそ自己愛、自己陶酔の塊です。彼のためにも彼を解放、決別する道を選び、自分の浅はかさを反省しつつ、少しずつ前を向いて歩いていきたいと思います。誠にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ