今までの人生で1番寂しいです
ご相談させて頂きます。
今までそれなりに女性とはお付き合いさせて頂いてきたのですが、あまり長続きしてきませんでした。
つい2、3ヵ月前に別れた元カノとは初めて長く一緒に居ることができ半同棲までしていました。
そんな中、自分のコンプレックス(自分自身の容姿に対して)が原因で些細な喧嘩をし別れる形となりました。お互い色々溜まってしまっていたと思います。
別れた当初は、なかなか自分の気持ちに素直になれず、すごく好きな気持ちや復縁したい気持ちを隠して居たのですが自分自身と向き合って、好きなら自分のことを変えようと減量や、コンプレックスについて向き合い方を勉強したりしました。
周りにも、外見も内面もいい意味ですごく変わったと言われるようになりました。
しかし、元カノにはもう新しい相手が出来ていました。気持ちは正直に直接伝えて元カノも未練が少ない訳でないのですが、新しい相手とのこれからを選んだみたいです。
僕自身、幸せになって欲しいという気持ちはもちろんあるのですが、素直に応援できない気持ちもあったり、そう思う自分がダメなんじゃないか、自分だけずっと停滞してしまって前進めていないのではないかという不安や、このまま1人何じゃないかと寂しい気持ちが湧き出てしまいます。
女性との関わりも皆無なわけではなく、元カノにも毛嫌いされてる訳でもなく音信不通で無いだけ恵まれてるとは思いますが、不安や心配が勝ってしまいます。怠慢なのでしょうか。
僕自身、完全に好きじゃなくなった訳では無いですし、復縁出来たら嬉しい気持ちはありますが、が新しい出会いや恋に対しての方が気持ちの比重は大きいです。
不安や心配に対する対処法や心持ちはなにかありますか?
何かあればご教授願いたいと思います。
長文な上に分かりにくくなってしまってるかも知れませんがよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
寂しい時は寂しいままに
ご相談拝読しました。失恋をなされたのですね。そして「不安や心配に対する対処法や心持ち」をお求めとのこと。
仏教はには何か心持ちで苦しみを楽にしてくれるような方法があるのではないだろうかと興味をお持ちいただいたのでしょうか。
それが悪い事だとは思いません。思いませんが…ちょっと違うんですよね。
いや、実はhasunohaのほとんどの相談者はすぎおさんと同じなんです。「心持ち」「捉え方」「考え方」を求めてます。
すなわち
どのような「心持ち」でこの苦しみから楽になれますか?
ということでしょうが、私的には仏法というのは
「心持ちで楽になれる自分」が手に入る教えではなく、「心持ちで楽になろうとして現実を引き受けられていない自分が明らかになる」教えではないかな?といただいております。
みんな自分の苦しみを、「私がなぜ苦しまなければいけないのか?」とでも言いたげな不当なものとしてお考えの様です。
でもちょっと冷静に考えてみましょう。
失恋したんですよ?そりゃあ苦しいでしょう。
失恋しても苦しくもなんともない程度の思いの人と私なら交際したくありませんね~。
寂しい時は寂しいままに、不安な時は不安なままに。
その寂しい自分、不安な自分を明らかに知り、それをなかったことにするのでなく、そのまま抱えて生きていきましょう。
それは寂しさや不安に停滞していなさいということではありません。
寂しさや不安を受け止めつつ、事実を受け止めて現実を歩んでいくということです。
元カノさんへの未練は断ち切らねばなりません。そういう状況なら復縁はあきらめるしかないのでしょう。それは辛く苦しい事です。その辛さ苦しさは無いものにはできないでしょう。そこから目をそらすのでなく、そこを受け止めるのです。受け止めたくなくても、事実は事実ですから受け止めざるを得ないのです。それを心持ちで楽にしようなんてことの方が「非現実的な思考の遊び」ではないでしょうか。
失恋は苦しいものです。思い通りにならないですから。
だからこそ、二人の思いが通じ合う恋愛というのは大変に有難いものなのですね。これからはよりそのような関係を大事にできるのではないでしょうか。
つまり、仏法を取り入れて楽になるのではなく、楽になろうとしてもがいていた自分が仏法に取り込まれて救われる、といったところでしょうか。
捨てる事
すぎおさん、こんにちは。
元カノとの別れ、辛い経験でしたね。
しかし、この経験(劣等感)をバネに成長されたことは素敵です。
きっと輝いている事でしょう。
それだけの精神力を備えているすぎおさんだからこそ、伝えたいことがあります。
周囲の人を捨てて下さい。
人は支え合って生きているというのは、間違っているとは思えませんが、結局あなたの人生を決定するのは、あなた自身です。
本当の意味で言いますと、あなたは一人で生きなければならない。
私も、そうです。
元カノさんは、自分の人生を生きておられます。
いくらあなたが、気にかけようが、そんなものは関係なしに。
また、周囲の人々も。
様々な人に依存すればするほど、他人の人生を生きなければなりません。
振り回されるだけ振り回されて、後は知らんふり。
隙あらば、あなたの富を狙います。
繰り返しますが、捨てて下さい。
すなわち、他人がどうのこうのではなく、自分自身の足で立つ覚悟を決めるのです。
勇気が必要ですが、結局自分に返ってきます。
他人に依存しない生き方を決めると、自分が実は支えられているんだという事に気づくでしょう。
本当の意味での、感謝の気持ちが見えてきます。
支えてくれる人に依存の心を持たず、そんなことはもう捨てて、自分らしい人生を歩んで下さい。
将来パートナーが出来ても同じ自分を生きて欲しい、少なくとも私はそう思っています。
質問者からのお礼
吉武様
仏法とは「心持ちで楽になれる自分が手に入る教え」ではなく、「心持ちで楽になろうとしてる現実を引き受けられてない自分があきらかになる」教えという所が本当にその通りだなと感じました。
寂しさや不安な自分を知って何とかしようとして、思いを消そうとか他のもので補おうともがいていた気がします。本当の意味で受け入れきれていなかったなと痛感いたしました。何とかしようとするより受け入れることにもっと注力していきたいと思いました。
心持ちで楽にしようとなんて方が「非現実な思考の遊び」という言葉は本当に響きました。
恋愛関係は本当に有難いものだと再確認出来ましたし、失恋して苦しいと想えるほど、好きになれてそう想わせてくれた元カノにはもっと感謝したいなと思いました。そしてこれからはもっともっとそういう関係を大切に有難いものだと思っていきたいと思います。
海老原様
周囲の人を捨ててというお言葉に最初は驚きましたが、仰って頂いた通り周りに恵まれてるが故、大切に思う以上に支えてくれる人に依存の心を多少なりとも持ってしまっていたなと痛感いたしました。
元々、人からどうみられるかや劣等感を感じやすい性格のため自分を軸と言うよりも他人や世間体を軸に生きてきてしまって居たなと、この元カノと別れてから思っておりました。小さい事から自分軸に色々決めるということは始めているのですが、もっともっと自分自身の足で立ち、自分自身の人生を、じぶんで切り開いて行きたいと感じました!
大切な気持ちはそのままに、依存せず自分らしい人生を送れるように頑張っていきます!
御二方とも大変お忙しい中ご回答頂き、本当にありがとうございました!