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軽蔑に値する人を忘れられない

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参加していた趣味のサークル(出会い系ではないです)の男性について。

最初の数年間は気にも止めない方でした。
ある飲み会で話したら同郷で共通点が多く、意気投合しました。
穏やかで話が楽しい人で、普段もメールをするようになり、好意に変わっていきました。

負い目に感じていることをズバリ言い当て、いろいろアドバイスしてくれたのが、好意に変わるキッカケでした。
とても物知りで、新しいことをたくさん教えてくれました。

そのうち私の気持ちが気付かれたのか、メールの内容が変わってきて、デートの誘いが来るようになりました。
それはできないので断り続けましたが、嫌われたくなくて、サークルの飲み会のあと一度だけ二人でお酒を飲みました。

その時に少し酔ってしまい、ホテルで休もうと誘われました。
「そういう関係は望んでいない。気の合う友達でいたい」とハッキリ言いました。

態度が急変したのはそれからです。
メールはブロック、サークルでも無視です。
ホテルに誘われた時に呆れましたが、その後の態度は呆れを通り越しました。

二度と会いたくない、そう思いサークルは退会しました。

最初の気持ちはどうであれ、結局関係を持ちたかったんだ。
妻子ある身なのに。
だから私は誘われた時に呆れ軽蔑したのに、どうして忘れられないのだろう。

一年もこんな気持ちでいる自分が心底嫌です。
関係を持たなかったのは、正しかったと思ってます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

よく❝不邪淫戒(ふじゃいんかい)❞を守りましたね・・・。

あらら・・・。
何か、心に満たされないものがあった時、つい「好意」を持つ方に誘われ、危うく「不倫」という一歩手前で踏みとどまった・・・、立派です。
ちなみに、所詮、男って「そんなもの」です・・・。行動に移すか移さないか、の違いだけです・・・。
なのに〈私は誘われた時に呆れ軽蔑したのに、どうして忘れられないんだろう〉・・・?。
あなたは自分の心に「隙」があった、という事実を「認めたくない」という「潜在意識」が働いて〈こんな自分が心底嫌です〉と後悔しているのではないかと・・・。小生の考えですが・・・、あなたは「潔癖」で「誤り」を許せないタイプでは無かろうかと・・・。でも、ある意味素晴らしいご性格です。
さはさりながら、100%完璧な人間なんかおりません。とにかく、あなたは「一歩手前」で踏みとどまったのですから、もういいでしょう。仏様も「❝不邪淫戒(ふじゃいんかい)❞を守ったから、地獄には堕ちないよ」と笑っていらっしゃるでしょう。ちなみに、「一線を越えていた」なら、それこそ今頃「生き地獄」の毎日だったかも・・・。
時間はかかるでしょうが、もう忘れましょう。昔から❝日にち薬❞という言葉があります。
なお、ネットで❝不邪淫戒(ふじゃいんかい)❞を検索してみて下さい。キット心が落ち着くでしょう・・・(笑)。合掌

【追伸】
「追記」読みました・・・。まさか!、とは思うのですが・・・、あなたは「その方」と一線を越えても良かった、と後悔しているのでは・・・?。だったとしたら、あなたは間違っています。「その方」を軽蔑すると言い聞かしつつ「そんな自分が許せない・嫌だ」という「心の葛藤・迷い」がいつまでも「尾を引いて」自分を苦しめているとしか思えません。いつまでも「心が囚われる」のはそのせいです。キッパリ諦めなさい!。
ちなみに、そうでなかったなら、昔から❝三日、三月、三年❞と言われます。嫌な事を忘れ、立ち直るには、それだけの時間が要る、ということです。もう少し時間がかかるでしょう・・・。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

大塚様、ご回答くださりありがとうございます。
私は潔癖な人間ではありません。
彼に抱かれたいと思うこと、何度もありました。
いざ現実になった時、彼に呆れたのと、裸体を見られたくない気持ちがブレーキになりました。
もしあの時に流されていたら、夫に対する罪悪感に耐えかね、全て話したと思います。
まさに生き地獄の毎日だったでしょう。
彼に対する軽蔑の気持ちと、捨てきれない好意…
無理に忘れようとして、一年以上苦しんでいたように思います。
日にち薬、長くかかるかもしれませんが、信じて生きたいと思います。

5/16追記
「もう忘れましょう…」たしかにそうです。
ずっとそうしたいと思って、一年苦しんでいます。
頭の中から彼が消えない。
消せない自分が本当に嫌いです。
彼と同じ名前を見聞きしたり、彼の住む街の話題が出ると、彼を思い出します。
そしてしばらくの間、数日間の単位で彼が頭の中を占拠します。
「呆れたけど縁を切りたくない」と思う自分に気付きます。
本当に情けなくて、自分の存在を消したくなります。

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