hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

自分を変えるために、どうやって頑張ればいいですか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

こんにちは。

タイトルにあるように、自分を変えたいと思っています。
具体的には、見た目も自分の理想にしたいし、中身や性格的なところも憧れの人のようになりたい。
さらに、今年から社会人になって、誰よりも勢いよく成長したい。

一般的に皆が持っているような理想をもっています。
ですが、自分がどうがんばればいいのか、ふと疑問に思いました。

最近は、「倒れるまでがむしゃらに頑張ろう」と思っていたのですが、”倒れるまで”というのはちょっと違うのではないか、と自分でいろいろ考えました。

苦手なことを積極的に取り組む、環境を変えるなどありますが、
「自分を変える」と決心したときに、まず具体的に何をするのが良いですか?

「がむしゃらに」とか「前向きに」などの言葉だと、私は言葉のままに何も考えずに、それこそ”倒れるまで頑張る”という思考にいってしまう気がして…。

なので、お坊さん自身の自分を変えた経験でもいいですし、何かオススメの具体法があれば教えて下さい。よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ちょうどいいくらいを

拝読いたしました。

頑張り方が分からないとのことですが・・・
人から「とにかく頑張りなさい」などと言われれば、あなたはきっと腹が立つと思います。

それだけ、頑張るというのはストレスのかかるものです。

私は、頑張る方法などないと思っています。
いや、正確に申せば、頑張ることは出来るのですが。

私の例です。
以前私は有髪(髪を伸ばしている状態)でした。
それを丸坊主にしてみました。

また、朝のお勤めを、5分から30分に延ばしました。
すると、何かが変わり始めたのです。

具体的に述べると自慢話になるのでやめておきますが。

私は、精神論を説いている訳でもなく、お寺での修行を勧めている訳ではありません。
意識を変えれば、自分が変わる。
という事でしょうか。

また、自分の信念のようなもの。
それを、貫くことです。

よそから批判されようが、前に進む不動心。
自分の弱さを知り、自分の特性を知り、堂々とやってのける。
それこそが、頑張っているという状態かも知れません。

なりたい自分というものがある。
でも、努力した結果の自分は、また違った自分になるかも知れない。

それでもいいと思うのです。
憧れの人になれなくても、努力をしていれば、それだけで輝いています。

仏教に中道という言葉があります。
頑張り過ぎない、サボらない。
ちょうどいいくらいをめざす。

頑張るという煩悩に捉われず、ありのままの自分を受け入れたとき、目指す自分が見えてくるのではないかと、少なくとも私は、そう思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいったい何か?と、考えています。 僧侶としての根本は、朝のお勤めだと考えております。 週に2回、お寺で空手教室を開いております。 近隣の子供たちに、礼儀作法を伝える。 これも寺院の持つ役割である、地域貢献に繋がると、少なくとも私はそう思い、精進しております。

一歩踏み出す勇気を持つこと

読まさせていただきました。

自分を変えるきっかけですか。お釈迦様は生まれてすぐ七歩歩いて天上天下 唯我独尊
(てんじょうてんが ゆいがどくそん)と言われたそうですが、まず一歩踏み出す勇気を持ち、
自信を失わないことでしょうね。

千里の道も一歩よりです。ちょっとずつ変えていけば、月日がたてば、大きく変わって、
いるものですよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
御礼が遅くなり大変申し訳ございません。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ