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彼が私の白髪を抜きます

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私は若白髪がたくさん生えているのですが、彼が気になって仕方が無いのか、全部抜く!と言って聞きません。

ついこの間も髪を染めてみたのですが、白髪の部分だけ金髪になってしまい、それを抜くと言ってブチブチと抜かれてしまいました。
とても痛いのです。

どうしたら、彼は私の白髪を抜かなくなるでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

これ以上抜くなら出家すると言っておやりなさい

質問拝見いたしました

私も子供の頃は親父の白髪を抜いていました、それはまぁ親父に頼まれて抜いていただけなので合意の上ではございましたが、抜いてる本人は楽しかったりしますが相手が嫌がっているのにするのはいけません。

さて、白髪でございますけれどもどうやら一説によると白髪を抜くことにより毛母細胞なるものが傷つくそうです、するとどうなるか?

待ち構えているのは禿げです、まごうことなき禿げです、禿げ以外の何者でもありません
禿げにもいくつか種類があるようです。
Oタイプ、頭頂部からジワジワと枯れ果てる砂漠型
Mタイプ、前方両サイドから攻める軍師型
Uタイプ、前方全域から短期決戦を挑む無双型
また2タイプが同盟を組んで仕掛けてくる場合も多いそうですので始まれば瞬く間に貴女の黒い防御壁は殲滅されることでしょう

そうなればどうなるか、出家です、僧侶になるのです
もしかすると貴方の彼氏は実は坊主萌えであなたをお坊さんにしようとしているのかもしれません

次抜きやがったらお前の体毛を隅から隅まで毛抜きで1本1本抜いた上で私は僧侶になってお前の前から姿を消す、とばっさりと言ってください、もしそれでも抜くようならとりあえず彼の全ての毛をツルツルにしておやりなさい

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白髪生えてる私じゃ好きになれないの?と一言。

髪の毛を抜く抜かないの決定権はあなたの意思。
ずっと抜いてると毛根が死滅する可能性大、大、DIE、DEATH。
白髪でも、髪の毛でも、私の一部なの。
私を私から奪わないでほしい。
「白髪生えてる私じゃあなたは私を好きになってはくれないの?全部白髪になったら受け止めてくれないの?」とライトに言ってみましょう。
「見た目だけかよ。」とか軽くスネてみましょう。
大切にして欲しいという気持ちを御伝えになることです。
それはその辺にしておいて。
せっかくの仏教サイトですからチョイと仏教ばなしを。
白髪は天然です。
それを人は黒く染めたり、なきものにしようとします。
それをそのままにしておくことは、実は悟りに通ずる心です。
なぜそれが邪魔になるのか。
何故それを悪いものにするのか。何故悪いものとなるのか。
何時から悪いものとなるのか。
それをあなたと彼が明らかにすることで、物事の本質を知ることができます。
人間の価値観、人間の善し悪しの分別以前の世界を知ることができます。
北海道は一面銀世界でしょう。
大地を雪が覆う前がある。
白髪もそうです。
人間の小さな良い悪い好き嫌いの思いという雪で覆われる前の白髪をみましょう。
そのままを愛せる心こそ、純白、清廉潔白、明白なる悟りの心です。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

白髪抜きは、愛情表現?

りんちゃんさん

それは多分、彼の愛情表現です。
美しくあって欲しいと思うから、白髪を処理してあげる優しさと、ちょっとS傾向なので、抜く時に痛がる、あなたの表情がカワイイんじゃないでしょうか?(笑)

対策としては、ちょこっとだけ我慢して白髪を抜かしてあげる。でも
「コレ以上抜くと禿げて尼さんになっちゃうヨ!」
と脅した上で、美容室等でキチンと対策する!

仲良くやって下さい(*^人^*)

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石川県金沢市内の城北地区鳴和町で浄土真宗本願寺派のお寺をお預かりしております。 過去の経験から、僧侶が聴聞の方々に一方的に話すだけの法話スタイルに疑問を感じ、悩んでる人・苦しんでいる人・勿論そうではないチョット仏教に興味がある人のお話しを聞き、対話する中でより良い方向を一緒に探す事を重要視しています。 お気軽にご相談下さい。

質問者からのお礼

彼には、僧侶となり出家する可能性を伝えましたが、それでも私を構いたくてしょうがないと伝えられました。
ただの構ってちゃんだったようです。
もし、今後抜いてしまうようなら、お前もツルツルにして出家させる、と言ったら少しは分かってくれたみたいです(笑)

たくさんのお言葉、本当に有難うございました(*^^*)

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