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彼の考え方、生き方についての疑問回答受付中

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有り難し有り難し 3

本日デートがあり彼が約束よりも40分ほど遅刻したため待っていたところ、酷いナンパに会いました。恐怖感が強く、彼に「酷いナンパにあってる。怒鳴られたりする。助けて、どうしたらいい?今どこ?」など咄嗟に連絡しました。
返信は「まだつかなそう〜近くのスタバに行ってて〜」でした。
こちらはそんなテンションではないのに。
周りの人が声をかけてくれたタイミングで走って、細い道に逃げ込みお店に駆け込みました。
待っている間も恐怖があり「ここのお店にいるからできるだけ早く来て欲しい。待ってるよ」
と連絡をしました。到着した彼の第一声は
「お待たせ〜^ ^今日暑いね〜」でした。
不安で同じ気分にはなれず
「ごめん。。今はまだ怖い気持ちが強くてその雰囲気やめて欲しい。」
と伝えたところ無言で無視されました。
「なんでここのお店なの?夜ご飯?昼ごはん?まだ中途半端な時間じゃない?」
と言われて。逃げ込んだだけの私はとてもモヤモヤしました。

こーゆうことがあってまず、心配や、大丈夫?などの声掛けがないこと。私が真剣な時に彼は同じく真剣にはなってくれないこと。笑ってほしくないタイミングで笑うことなど少しずつ傷ついてしまいました。

このことを伝えた時の反応は
「んー心配とかできなくてごめんね?」
「でも俺も家でやることあったし、忙しかったんだから俺ばかり責められてもさぁ。」
「そーやって言われるのきついんだけど?」
でした。
前々から時間は決めていたし、彼が遅刻してもいいように時間に余裕を持って連絡もしていました。遅れて来てこの態度。。そして私を心配にはならないんだなと。複雑な気持ちです。
彼は別れたくない。結婚するなら君だよと。いつも言ってくれますが、突然モラハラ気質になったり、眠い時だけ対応が雑だったりと突然人が変わったようになります。私が生理前の時にはいつもぶつかってしまいます。
無理はしなくていいから、しんどい日は遠慮なく会えないと言っていいんだよ。と伝えたり、遅れるときは何をしていてどのくらい遅れそうなど具体的に教えてねとお願いしていますが。全てが苦手みたいです。

この先一緒に過ごしていけるのか不安でなりません。そのような人にどう合わせればいいのでしょうか。

2025年6月16日 21:57

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが感じた恐怖、悲しみ、そして「わかってもらえなかった」という深い孤独感は、とても現実的で、無視できるような小さな出来事ではありません。
それを言葉にしてここに届けてくださりありがとうございます。

まず、はっきり申し上げたいのはあなたは、何も間違っていません。知らない男性からナンパにあった恐怖。助けを求めた相手が、軽いテンションで返してきた失望。

それら、一つ一つの出来事の積み重なりがあなたの心を傷つけていると思います。
そして、その傷を「伝えた」のに、彼から返ってきたのは「俺も忙しかったし、責めないでよ」「心配できなくてごめんね?」という、“自己弁護”でしたね。

あなたが欲しかったのは、「ごめん、怖かったね。大丈夫だった?」という、共感だったのに。

相手がどんなに「結婚するなら君」と言ってくれていたとしても、あなたの心が安心できないままでは、関係はバランスを失ってしまいます。

「突然モラハラ気質になる」
「眠い時だけ人が変わるように冷たくなる」
「真剣に向き合ってほしい時に、軽い態度を取られる」

こうした傾向は、いわゆる「気分で人を振り回す」自己中スタイルであり、
それにあなたが合わせる”必要は本来ありません。

もちろん、人は完璧ではありません。眠いとき、余裕がないとき、冷たくなることもあるでしょう。でも、どんなに気の置けない相手に対しても最低限の配慮は常にする必要があります。

相手が結婚を口にしても、どんなに愛を語っても、あなたの心が「この人と一緒にいて安心できる」と思えない限り、その言葉はあなたを支えるものにはなりません。

恋愛そしてのその先にある結婚とは、「安心できる関係」を一緒に育てる作業です。そしてその土台には、小さな場面での「思いやり」や「寄り添い」が必要なのです。

「わかってほしい」
「寄り添ってほしい」

これらは決して“重い要求”ではありません。人と人とが関わる上で、ごく自然で健全な願いです。どうか、自分の心を疑わないでください。あなたの不安、怒り、悲しさは、どれもまっすぐな感情です。

今後も彼と関係を続けるかどうかを考える上で、「私が我慢する必要があるのか」という問いを、ぜひ、自分に向けてみてください。

あなたの心が、これ以上すり減らないように。これから先、安心して笑える日々が戻るよう、私は心から願っています。

2025年6月17日 8:26
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

性格の不一致

いわゆる「性格の不一致」状態ですね。
それでも別れたくない理由があるのですね。
誰にでも欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩があります。
あーしたいこーしたい欲、嫌だムカつく悲しい等の怒り、面倒くさい休みたいの怠け、自分の価値を気にしたりこだわりを手放せないプライド。
自分の欲・怒り・怠け・プライドには素早く気付いて気をつける智慧の眼差しと、
相手の欲・怒り・怠け・プライドは大目に見てあげる慈悲の眼差しがあれば、
長続きする可能性はあります。
もちろん、相手の側にも智慧と慈悲を意識してもらえればより良いでしょう。
しかし、自分の身体でさえ思いどおりに動かせない私達です。
(小銭を手からこぼしたり、家具に足をぶつけたり、忘れ物をしたりする。)
まして、恋人と言っても他人ですからねぇ。
残念ながら、いくら話し合いを重ねても思いどおりに動いてくれないのが普通なのです。
他人を変えるのは難しい、それよりは自分が変わる方が手っ取り早いかもしれません。

2025年6月17日 12:43
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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