誇りを失ったように思うのが苦しい
今年1月の車の運転で、狭い道があり、対向車とすれ違った後、サイドミラーが急に 少し内側に折り畳まれ 又 自動的に元に戻る、ということが起こり、バックミラーを見たら、黒いダウンの歩行者が こちらを見て止まっていました。「まさか」という気持ちと、「この道路に車を停めたら、他の車に危ない」という意識で、すぐにウィンカーとハザードを付け 意思表示をしたつもりで、数メートル進んだ先の幼稚園の玄関スペースが見え、親子の姿もあり、ここに車を停めて 放置して出ていったら迷惑だと思い、斜め右前の道で Uターンし、歩行者の所へ行きましたが、すでに 立ち去って見当たりませんでした。すぐに (とにかく車を置いておけない都内の道路、という認識で)運転しながら歩行者を探しましたがいませんでした。そのまま車を降りず自宅最寄りの 警察署に言いに行きました。「なぜすぐ110番しなかったか。相手が先に届けていたら、ひき逃げで一発免停だよ。」と。管轄警察署に行くと、サイドミラーを調べ、当たったかどうか分からない感じで 事故として成立せず、申し出があったのみと。とにかく相手の方とお会いしたい一心で、その場所の時間に探しに行きました。警察の方は「悪質でない、と判断しペナルティもありませんでした。診断書があるような事故でなければ人身事故と報告されない。110番しても注意はされるかもしれないが、事故でなく報告で終わることもある。(免許更新の時期で 不安で聞くと)ゴールドになる資格はあります。真面目な印象で、そこまで思う人は、次は絶対に気をつけ 必ず110番するでしょう。どうか気にしないように。何週間もたって、相手だという人を連れて来たとしても、あなたとの関係性を 警察は分からないし、事故証明書を利用して保険金を騙し取る人もいる。声をかけて、もし悪い人だったら 逆に犯罪に巻き込まれる。どうか 探すことをしないで下さい。約束出来ますか。」ということを、言われました。夫は、私を見て 免許返納したらと 言ってくれ、家族へと、相手の方にも本当に申し訳ないと、心底泣きました。警察のお話を聞き、免許の更新はしました。本気でその人とすぐ話そうと思っていたら、車を停めていたはず。しかし、自分に都合の良い解釈や、逃避の気持ち、恐怖、弱さ、狡さ、があったと思います。自分の責任を 自分でとらない(謝罪出来ない)なんて辛いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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新たに誇れる自分を作っていきましょう!
質問読ませていただきました。
ごまさんは、自分に正直に前を向いて今まで進んでこられたのですね。その姿勢と、それにより積み重ねてきた誇りは、とても素敵なものだと感じます。
さてまずは、その歩行者の方にぶつけてない可能性はある、と私は思います。
狭い道とのことでしたので、ひょっとしたら電柱か看板か何かにサイドミラーが当たり、その大きい音にびっくりして歩行者は立ち止まったかもしれないということです。
ごまさんもそこのところはハッキリ認識されていないようですし、本当に当たったのであればその方もすぐ警察に駆け込んだかもしれません。
とはいえ、ごまさんは「そうは言っても当たった可能性は否定できない」と考えてしまい、気休めにもならないのかもしれません。
ですので、少し違う観点からお話しさせていただきます。
人間は生きていく上で、とても多くの罪を犯しながら生きています。それは気づいているものもあれば、気づかずに犯すモノもあります。
たとえば、ちょっと軽いウソをついてしまうことは誰にでもありますよね。もしくは蚊が飛んできたらたたき殺しますよね。もしくは歩いてる間に気づかない間にたくさんの小さな虫を踏みつぶしていますよね。
もちろん、軽いウソをついたり虫などを殺しても、日本の法律で裁かれることはありません。しかし仏教的には罪なのです。たくさんの罪を重ねながら生きていることを忘れてはなりません。
じゃあ、私たちは生きれば生きるほど罪深い存在になるのかという疑問がおこります。しかしそうではありません。なぜなら、私たちは反省し、それを行動に起こすことができます。
仏教の教えでいうなら、手足を使って仏様にお給仕し、口を使ってお経やお題目を唱え、仏教の教えを学ぶことで命の大切さを知り、自分が奪ってきた命やそれ以外の全ての命の成仏を願うことで、仏様は助けて下さいます。
誤解を怖れずに言い換えるなら、「罪深い自分が、心から反省することで尊い存在となることができる」ということです。
もちろんごまさんが謝罪できるならばそれが一番良かったでしょう。しかしそれが叶わないから、しっかり今回のことを教訓にし反省して、二度と同じような後悔しない選択をすることが一番大切です。
今までの誇りを失った気持ちになるなら、今から新たに誇れる自分を作り上げていけばいいのです!
何か少しでも参考にしてみて下さいね!