これからの人生について
初めまして
38歳の会社員です。
先日、通勤途中に事故を起こしてしまいました。
自分に過失があり、さらに自動車保険にも入っていませんでした。
被害者は自分と同じ病院に救急搬送されたのですが、怖くて会いに行くことが出来ませんでした。
今回のことで家族からあきられ、2度と信用しないと告げられ、妻にも今後逆らうなと言われました。
もちろん全て私の責任ですので自分自信で償っていこうと思います。
今後は見た目など気にせず自分のことは二の次にし、家族に対して精一杯の贖罪をする心構えなのですが。
不安があります。
今後2度と家族に対して逆らうことなく、一歩引いた立ち位置で自分の趣味も諦め、歩んでいくことにたいして自信がありません。
正直、死のうかとも思いました。
ですが、二人の子供に対して余りにも無責任ですし、妻に対しても申し訳ない思いでいっぱいになり踏み止まりました。
ただ今後の自分に自信がないのです。
今までと同じ生活が出来るとは思っていませんが、自分の人格すら変えて歩んでいけるのか分かりません。
自分の人生ですが、この先不安でしょうがありません。
どうしたら家族に寄り添い自分の心を殺しながら生活していけるのかアドバイスを頂けますでしょうか。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今までの自分を振り返ってみて下さい。
質問読ませていただきました。
さて、ご自身の心を殺しながら生きていくとのことですが、その前に考えなければならないことがあります。
車に乗っているのに自動車保険に入ってなかった、怖くて被害者に会いに行けなかったという事実を伺っていますと、他にもこれまでの生活の中で、最低限果たすべき責任を果たしていなかったということはありませんか?
たとえば、自分のことを優先して家族を顧みなかったとか、もしくは自分のせいで誰かに迷惑をかけていたのに知らんぷりをしていたとか・・・
と言いますのも、過失があるとは言え、一度の事故で「家族から2度と信用しないと告げられ、妻にも今後逆らうな」と言われるというのは、少々行き過ぎなような気がいたします。
単純に考えれば、今回の事件以外にも家族や妻に迷惑をかけていた、もしくは無責任だと思われるような行為を行っていたのではないでしょうか。
奥さんのおっしゃることは、「自分の心を殺して私たちに尽くせ」ということではなく、「今までのあなたの行動を振り返り、直すべき所をしっかり直しなさい!」ということのように思われます。
今回のこと、「自分を殺す」ものではなく、「自分をしっかり省みて、より素敵な自分となれるためのきっかけ」をくれたものとして受け止めてみて下さい。
その過程で、今までの自分を変えるという意味で「人格を変える」ことも必要となるかもしれませんが、その先にある高みを目指す途中経過として捉えれば、見方も少し変わってくるのではないでしょうか。
むやみやたらに極論を持ち込んで自分を追い詰めるのではなく、自分の行動を振り返って言葉の真意を探るところから始めてみて下さい。
そして、最後に一番大切なことですが、事故当時に謝れなかった被害者の方には、それ以後謝ることはできましたか?
自分が一番迷惑をかけた相手にしっかり謝る、もしくは相手が謝罪を拒否したとしても謝る意思をみせる、そこをクリアしなければ何も始まりません。
周りの方達の信頼も戻らないでしょうし、自分自身も前に進めないでしょう。
何か少しでも参考にしてみて下さいね!