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苦労

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

お坊様にはいつも大変お世話になっております。

是非教えて頂きたいのですが、、以前カウンセリングを受けた時にカウンセラーから「あなたは沢山苦労したけれど、苦労が身についていないのよ。」と言われました。
色々考えてみたのですがわかりません。
「苦労を身に付ける」とは具体的にどういう事なのでしょうか?同じ場面で同じ失敗を二度としないという事とはどう違うのでしょうか?

宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんばんは。

書家で詩人の相田みつをさんの詩に、

なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなる

という詩があります。

 苦労が身につくというのは、「同じ場面で同じ失敗を二度としない」のはもちろんですが、苦労を通して他人の気持ちがもっとよくわかるようになるとか、苦労を通して内省的になるとか、そういう人間的な深みの部分を言いたかったのだと思います。

 まあ苦労することで、より明るく暮らすことができた、って人もいますからね。そういうタイプの人はそんな風に言われてしまう事もあるかもしれませんね。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

鳳林寺/光禪 様

ご回答どうもありがとうございます。
よくわかりました。

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