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妹が大変なことになりました。

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有り難し有り難し 15

どのカテゴリーにすべきかわからずすみません。
今年大学を卒業し県外へ就職した妹(20代前半)が3月から胃腸の調子が悪く下痢をしており、最近では何を食べても吐くので実家に戻ってこさせ昨日大きい病院で検査したところ、悪性リンパ腫と診断されました。詳しいことは一週間ほど経たないとわからないらしいのですが、つまり癌だと思います。
身内のほとんどを癌で亡くした母が言うので間違いではないと思います。

まだ若いのに、なぜこうなってしまったのか。なぜ妹なのか。
私はいわゆるオタクで、来月と再来月にコンサートに行く予定でした。一緒に行く人もいるし、どうすればいいのかわかりません(これは完全に個人的な悩みです)。
私はどうすればいいのか。いや、どうもできないことはよくわかっています。
進行がどれほど進んでいるかはまだわかりませんが、若いので早いだろうとは容易に想像がつきます。
妹に生きてほしい。私の寿命を分けてあげられたらいいのに。自分のチケット運なんて全部手放していいから、何がなんでも助かってほしい。
祖父は既にどちらも他界しており、どうか妹を助けてくれと祈ってしまいます。神様でもないのに、どうか妹を守ってくれと祈ってしまう。二年前に亡くなった祖父のお葬式では近い身内が亡くなったことが初めてということもあり全然実感も湧かずただ事実として受け入れられたのに、妹がそうなってしまうと考えるだけで涙が止まりません。
食べることが大好きで家族のなかではまあまあ肉もついていた妹が、今では痩せ細り見ていられません。
どうすればいいのか。どうしようもできない。
ずっと頭の中で堂々巡りです。母はずっと泣いています。親戚にはまだ話していませんが、国立病院に転院したのですぐに伝わるでしょう。
妹を失いたくありません。私が地方に住んで実家に戻ったり入れ替わりで妹が地方に住んだりと、しばらく一緒に住んではいませんでしたが、妹がいないその後の人生なんて考えたくもありません。
また、こんな時でもコンサートなど自分のことを考えてしまう自分や、しっかり寝てしまっている自分が腹立たしいです。
混乱しておりとてもまとまりのない文章ですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご回復を念じます。

ご相談拝読しました。

妹さんの件…それは不安になりますね。そして大変混乱するとも思います。

ですが、あなたが寝ない事やコンサートに行かないことで妹さんが元気になるわけではありません。
あなたはあなたの生活も大事にしましょう。

でも、人間というのはそう単純なものではありませんから、そうした状況であなたがコンサートにいくことを妹さんやご家族が面白く思わない事もあるかもしれません。なのでわざわざ言う必要のないことは言わなくてもよいでしょう。

もちろん妹さんの状況を見ながら、あなたはあなたでいざという時はあなたの希望を我慢する必要が出てくることも覚悟しておきましょうね。

お祖父様に妹さんを守って欲しいと願う気持ちはわかります。お祖父様もそう思ってもらえることは本望ではないでしょうか。
しかしお気づきの通りお祖父様はそのような存在ではありません。むしろ死の事実を教えてくれた存在です。

だからこそあなたはお祖父様の死を通して妹さんの命の重さをより感じていらっしゃるのではないでしょうか。

何が出来るわけでもないのかもしれません。でもだからこそあなたがしたいと思う様に妹さんとの時間を大切にしてください。それは自分を犠牲にすることと=ではありません。

いたずらに自分を責めるのでなく、自分の生活も大事にしつつ、妹さんやご家族と繋がる時間を大切にするということではないでしょうか。

ご回復を念じます。

妹さんはもちろんお辛いでしょうが、あなたはあなたでとてもお辛いと思います。またいつでもお話しをお聞かせください。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

ありがとうございます。自分の時間も大事にする。その通りだなと思いました。
これからどうなるかはわかりませんが、自分の時間も大事にしつつなるべく妹のそばにいようと思います。ご回答ありがとうございました。

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