ご相談拝読しました。毎日本当にお疲れ様です。心身を削って頑張っていらっしゃるのですね。

「大丈夫？」と自分に語りかける時、それは大丈夫ではない時なのでしょう。

それでも「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせて現実に立ち向かっていく力とするのならばよいのですが、それがごまかしや現実逃避の言葉になってしまってはよくありません。

ご自身で今の状況はキャパオーバーだとお分かりなのでしょう。プライドを捨てて頼れるものは頼り、任せられるものは任せましょう。

しかしお子様の前ではそうもいかないのでしょうか。行き詰った状況の中において「何もかも投げて一人になりたい 」と思ってしまうことは最低ではありません。そのくらいの状況なのでしょう。

人の気持ちとは自分で起こすものでなく、縁（状況や環境）の中で起こってくるものです。だからどんな気持ちにも良いとか悪いとかいうことはありません。
何を思ってもいいのです。いいというか、何を思うかは選べないのですから。

しかし実際に湧き上がってきた気持ちに流され振り回されて、行動もそのようにしてしまったらいけません。

投げ出したいと思ったから投げ出すというのでなく、投げ出したいと思ったのならそう思ってしまうまで自分が追い詰められていることを認めて、状況を改善しましょう。

できることとできないこと

変えられるものと変えられないもの

自分が変わるべきか相手が変わるべきか

何を我慢し何を選択するか

そうしたことを一つ一つ見つめて向き合っていきましょう。

突然状況が思う通りに改善することはありませんし、状況はそのままにしておいて何か甘えさせてくれるものにすがりつくことも本質的な改善ではありません。

誰が悪いか、何が悪いかではなく、どこが原因か何が問題か、そうした視点を持って毎日を積み重ねていきましょう。

吉武文法

法覚寺

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...

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