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幸せになるのが怖いです。

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有り難し有り難し 11

こんばんは。
イモムシと申します。

以前「自分は不幸だという思い込みがある」ことについて、相談させて頂きました。

そこで頂いた回答のおかげで、自分の幸せに目を向けることが出来ました。

しかし、もっと根本的な問題がある事に気付きました。

私は幸せになるのが怖いのです。

私の幸せは数えればいくらでもありました。

・優しい家族がいる
・自分を理解してくれる友達がいる
・毎日ご飯が食べられる
・かわいいペットを飼っている
・あたたかい布団がある
・ホワイトな会社に勤めている
・優しい恋人がいる
・スマホを使えている…等々

これだけ恵まれているのに、
「もう生きていたくない!幸せになんかなりたくない!」と、幸せを拒否してしまいます。

自分でもおかしいと思います…。
不幸だと思う原因も、幸せになる方法も分かっているのに、幸せになるのが怖いです。

原因はおそらく、不幸な方が頑張らない言い訳ができるからです。(我ながらクズです…)

自分を不幸だと思えば、“言い訳”という鎧を着ていられます。
逆に幸せになるという事は、鎧を全部脱いで、剥き出しの自分で人生を受け止めることのように思います。それがとても怖いです。

甘えていると、自分でも思います…。
それでも深刻に悩んでいます。
こんなにも恵まれているのに、鬱になったり、自殺衝動に駆られてしまいます。

幸せを受け入れるにはどうすれば良いのでしょうか?
宜しければアドバイスをお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

プライドが高いのでは?

こんばんは。確かに、他人から見れば「それで不幸だなんて!」と言われるかもしれませんね。しかし、真剣に自分のことを見つめ直したのでしょう。そして「言い訳という鎧を着ていられる」「幸せとは、生身で生きること、受け止めることではないか?」と気づいた。誠にそれ、悟りに近づいているような気さえします。「生身で大丈夫なんだ、そのままで大丈夫だ」というのは、正しく幸せです。
あなたの使う「言い訳という鎧」という言葉からは、何となくプライドの高さを感じます。減点法で、「ありがとう」とか「嬉しい」「助かったわ」とか言わない。プラスの評価をしない。どうでしょう、こういった言葉を、あまりつかわないのふでは?
「幸せだから感謝する」と人は思いますが、実はこれ、順番が逆なのです。「感謝するから幸せでいられる。」そのメカニズムを、あなたは発見したようですよ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに私はいつも物事を減点法で見てしまい、緊張感があります…。

ずっと「こんなに幸せなのに感謝ができないなんて」と自分を責めていました。

しかし…なるほど、順番が逆だったのですね。
幸せを正常に感じていた時のことを思い出すと、人に感謝し、自分の素を出して、正直に真正面から生きていました。

幸せだからこの様に出来たのではなく、このような行動をしていたから幸せだったのですね。

感謝するから幸せ。
喜びを表現するから幸せ。
生身で生きるから幸せ。

23年間抱えていたモヤモヤが晴れ、自分のやるべき事が見えた気がします。

小さい頃からずっと悩んでいた事なので、本当に助かりました。
本当にありがとうございます!

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