幸せを素直に受け止めるには?
こんにちは。今回もよろしくお願いいたします。
私は最近、自分がとても幸せだと強く思うようになりました。
自身は病気で寝込みがちで思うように体も動かせませんが、配偶者にも恵まれ、けして豪華な生活とも言えませんが、小さな幸せがたくさんあるような、そんな生活を送っています。
ですが、いつかこの幸せが壊れてしまう日が来るのではないかという恐怖を抱いています。
夫が事故で亡くなってしまったら…
夫の会社が倒産してしまったら…
私の病気が悪化してしまったら…
様々な不安が頭をよぎり、今の幸せを感じることが怖くなっています。
幼少期から親に虐待されて育ち、独り立ちするまでは地獄のような日々でした。
結婚してからは不妊に悩み不妊治療を何年も続けていました。
子供を授かれない自分を責める日もありましたが、今は全てを受止める余裕ができ『子供がいなくても夫婦二人で慎ましく暮らせればいいではないか』と思えるようになりました。
やっと今、若輩の人生の中ではありますが幸せな日々が訪れているような気がしますが、私のような人間がこんなに幸せでよいのかと何故か自分で自分を責めてしまいます。
今のこの気持ちを受止めるにはどうすればよいのでしょうか。
また、私のような人間が幸せになってもよいのでしょうか。
ご教授いただければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
幸せになってください
やまやま 様 相談ありがとうございます。
幸せになってください。遠慮はいりません。
辛い苦しい過去は、あなたのせいではないし、あなたに責任はありません。
あなたが悪いのではないのです。
だから自分を責める必要はありません。
今、幸せを感じるのなら、
それをそのまま心の奥底へ流れ込むようなイメージを持ち感じてみましょう。
誰の心にもその深いところには、温かさがあります。
あなたにもあります。
その心の温かさを他者から(あなたの場合は特にご主人から)の温かさを感じて
呼応させるのです。
ゆったりとした深呼吸とともに、嫌な思いは吐く息で吐き出し
心の温かさが吸う息とともに、自分の心の温かさに入っていく
そんなイメージを持ちながら、ゆったりゆっくりと深呼吸をしながら
瞑想するようにしてみましょう。
そうして、幸せを感じていましょう。
ありとあらゆるものはうつろいゆき
人の身体もあらゆる物も変化します。
思い通りにいかないことが起こるでしょう。
でも、心の温かさは、いつも感じられるし、それを育てることもできます。
温かさの繋がりや絆をいつも意識できるようになります。
そうすれば、うつろいゆくものに執着せず、何かが起こっても
心の温かさによって、乗り越えられることが出来るでしょう。
心配しなくていいのです。
今、この瞬間を大切にして、心の温かさにアクセスするようにしましょう。
参考にしてください。
一礼
あなたは幸せに生き抜いていくのです
拝読させて頂きました。
あなたはこれからも幸せに生きることできるのです。大切な方々とめぐりあい沢山のことに恵まれてこれからもずっと幸せを感じながら生きることできるのです。
どうかこれからもしっかりと素直に幸せを受け止めて分かち合っていきましょう。あなたが幸せに恵まれたことはあなたの心の中に深く根を下ろしてあなたの心の中に永遠に広がっていくのです。あなたはこれからも幸せを携えて生き抜くことができるのですし、あなたが与えられた天寿を全うなさっていってもそのまま幸せを携えていくことができるのです。
どうか安心なさって下さい。
あなたがこれからも大切な方々と一緒に健やかに幸せを分かち合い生き抜いていくことできます様に切にお祈りさせて頂きます。そしてあなたや皆さんを心より応援させて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
釋 さま
ご回答ありがとうございます。
心の温かさ、今まで意識したことがなかったです。
過去のツライ記憶ばかりにとらわれて、自分の心の中の本心や温かさを感じることが怖かったのかもしれません。
私は幸せになってもいいのですね。
深呼吸をしたら心に余裕が生まれました。それと同時に今自分は幸せの中にいるんだとホワっとした温かさを感じることができました。
今の幸せを心の奥深くに根付かせていきます。
釋さまのおっしゃる通り、これから困難や壁に突き当たることがあるかもしれませんが
夫や助けてくれる方たちへの感謝を忘れず、瞑想し、自分の心と向き合いながら生活できればと思います。
大変気持ちのこもったご回答ありがとうございました。
Kousyo Kuuyo Azuma さま
ご回答ありがとうございます。
『幸せを携えながら生きていく』とても私の心に響きました。
そして幸せを感じながら生きていく勇気を頂いたような気がします。
これから何が起こるかわかりませんが、自分の天寿を全うするまで
いえ、全うしてからもこの幸せな気持ちを大切に抱えながら生きてまいります。
有難いお言葉をありがとうございました。