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幸せになってもいいか

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何度も失礼します。僕はこれまでたくさんの過ちを犯してきました。けれど今でも幸せになりたいと思い、生きています。今は感謝の気持ちも持てるようになりました。
そこで質問なんですが、僕はもう幸せになってはいけないのでしょうか?

2025年5月21日 18:43

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せを感じる力をつける

リュウさん
はじめまして、こんにちは。
メッセージを読みました。
リュウさんはもちろん幸せになっても良いお方です。

小さなことを「嬉しい」「楽しい」「ありがたい」と感じることができたら幸せになる力が少しずつ増えていくと私は考えています。
ごはんを食べられる時、ありがたい、しあわせ。と感じます。
朝起きた時、ありがとう。自分の体。と感じます。
好きな音楽をきいたとき、しあわせ、うれしい。と感じます。
空がきれいなとき、きれいだな、ありがとう、と感じます。

リュウさんは、すきなこと、もの、趣味はありますか?
日々の中で、すきなことやすきな時間を楽しむことができるように祈っています。

リュウさんは、幸せになっていいお方ですよ。大丈夫。リュウさんが神様、仏様、ご先祖様から愛されていると私はしっかりと感じています。

さみしいときは、さみしいと言ってもいいのです。
ノートに書くのもいいかもしれません。
感じたままに、気持ちを出してみるのです。
また何か感じたら、気持ちを言葉にしてくださいね。

2025年5月22日 12:14
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有り難し
おきもち

個別相談可能
タイミングにより、お時間合わせること可能です◎ 専門分野▶︎就活、転職、子育て、恋愛、結婚、人間関係、人生相談、自己肯定感、性に関して、LGBTQ、英語習得の相談 他 経験▶︎保育、幼児教育、家庭相談員を経て、現在はフリーランス。 資格▶︎保育士資格、幼稚園教諭1種,2種、社会福祉主事 一言▶︎どんなことでもお話しください。 リラックスしたお時間になるように心がけます。

ご相談ありがとうございます。
何度でも、どうか「失礼」だなんて思わないでください。その一言の奥にある、あなたの真剣な思いと問いかけを、私はとても尊いものだと感じています。

あなたはこれまで、たくさんの過ちを犯してきたとおっしゃいました。でも、それを「過ちだった」と認め、「それでも幸せになりたい」と願い、「今は感謝の気持ちも持てるようになった」と語られた。

その姿こそが、人間として本当に尊い歩みだと思います。

仏教にはこういう考え方があります。
「悪を犯したからといって、救われる資格がなくなるのではない。むしろ、自らの弱さを知った人こそ、仏の光に最も近い存在である」と。

お釈迦さまは、人間を「凡夫(ぼんぶ)」と呼びました。煩悩(怒り、欲、愚かさ)から完全には逃れられない、迷いの中に生きる存在、それが、私たち人間の本質です。

あなたがどんな過ちを犯してきたとしても、それを振り返り、「幸せになりたい」「感謝を持てるようになった」と心から願っている今のあなたを、仏さまが見捨てることは決してありません。

だから、答えは明確です。あなたは、幸せになっていい。いや、それどころか、幸せになってほしい存在です。

過去がどうであれ、あなたが「いま、どう生きようとしているか」。

仏さまはその心に耳を澄まし、常にそばに寄り添ってくれていると、仏教では教えられています。

そして、ここまで来るのは、簡単なことではなかったはずです。過ちに向き合い、悔やみ、それでもなお生きようとする。その歩みは、誰にでもできることではありません。

あなたのその誠実な心を、どうか誇ってください。

どうか、あなたのこれからが、
静かで温かく、安らぎのある道になりますように。

仏さまは、あなたを責めるためにではなく、救うためにこそいるのです。あなたが「幸せになりたい」と願う限り、その願いは、すでに仏の願いとひとつになっています。

またいつでも、思いを聴かせてください。

2025年5月21日 21:05
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

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