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なぜこんな目に遭うのか

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有り難し有り難し 13

お世話になっております。何度も質問失礼致します。私は統合失調症になって10年以上経つのですが、何故他の人ではなく私がこの病になったのか?が受け入れられません。統合失調症は100人に1人が罹る病気です。心の病気の中でも数多くいる病気ですし、そんな珍しい病気では事は理解しております。また家族や親族に同病者はおりません。家族が私のような苦しく辛い病気にならなくて良かったと思う一方で、なぜ私がこんな病気にならなくてはならなくてはいけなかったのか?を考え悩む日々が続いております。神様や仏様は何故人間に病気や障害のような試練をお与えになるのですか?みんな健康で悩みもなく幸せに笑って生きていけるのが理想的ではないのでしょうか。魂の成長の為に神様や仏様が人間に困難をお与えになると本で読みました。それは本当ですか?病に負けず強く生きたいと思う一方で、病に振り回されて病状が悪化してしまう自分も嫌で堪りません。このまま病に負けて寂しく一人きりで死んでいくのではないかとふいに不安に襲われます。言いたい事はいっぱいあるのですが、なんだか纏まらなくてすみません。アドバイス、宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

病苦と業

それは四苦の中の病苦であり、それは業からくるものです。業とは一言で説明するのは難しいのですが、心の癖のようなものです。業でも宿業というのがあり、前世からの因縁でこうなっているという考え方もあります。しかし、現在では、それは差別などを肯定する考え方なので、やめるべきだとの声もあります。業論はむづかしいのでおいとくとしても、仏教がある意味科学的で、因果応報を説き、善因善果・悪因悪果を説く以上、それは過去に原因があったと考えるのは当然のことです。私も統合失調症を患ってはや16年が経ちます。ようやく症状は好転し始め、最近働き始めたところです。ご存知かもしれませんが、精神病には環境要因と遺伝要因があります。遺伝要因よりも環境要因の方が大きいとされています。しかし、遺伝病ではないものの、遺伝要因も大きい病気なのです。どちらかといえば、環境要因の方が大きいだろうと推測されているだけにすぎません。この遺伝要因が仏教でいう宿業に当たるのではないかと私は思っています。人が生まれつき持ってしまっている原因ですね。それが前世の行いによるものなのかどうなのかはしょうじきいってわからないですが、生まれつき持っているどうしようもないものに左右されていることは事実なのです。そして、ストレスなどの環境要因が加わった時に発症するとされています。その予後ですが、最近は良い薬がどんどんとできていますので、精神障がい者のQOLも昔と比べて格段に上がりました。私も新薬を試すたびにより緩解に近くなっています。あなたもより緩解に近くなるようにお祈りしております。

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有り難し
おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
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質問者からのお礼

井澤様
お世話になっております。ご回答を拝読させて頂きました。私が病気になった原因は業の中の宿業とお考えなのですね。井澤様も同じ病気を患っていらっしゃると聞いて驚きました。私の前世に何があったのかを知ることは出来ませんが、生まれ持った病気になる要素があるのがあるのは確かにそうだなと感じます。遺伝的要素に環境的要素が加わった時に病気を発症するのですね。向精神薬も昔に比べて大分品質が良くなって来たので、薬を飲みつつ寛解を目指します。また来世に今世の課題を持ち越さないように、日々を誠実に生きて行きたいです。ご回答、ありがとうございました。

「運・運命」問答一覧

家族の怪我が続く

以前主人について、離婚すべきかご相談させて頂いたものになります。 その際は心温まるお言葉を誠にありがとうございます。 その後数ヶ月我慢して日々を過ごしていたところ、土曜日出勤で私が仕事中子供を保育園に預けている間、主人が仲間たちと遊んでいたところ、階段を踏みはずし、脛と膝を粉砕骨折、救急車で運ばれ2ヶ月入院の大怪我を致しました。 ちなみに骨折入院中に主人は私と同じ会社を退職しました。2ヶ月ほど前に、私には相談も無く、独立するということで会社に退職届を出していました。 それもこれもやはり神様の思し召しか、独立は時期早々かと思いましたが、私は何も言わずに、毎週3歳の子供を連れて片道2時間かけて面会に行きました。 その退院後、主人も心を入れ替えたのか、家事や育児にも協力的になり、出かけても家に毎日帰ってくるようになりました。昨年の7月頭骨折、9月頭退院の出来事です。 そんな年が明けた矢先、おととい、 姉の旦那が小学生の子供2人と家族4人でスケートをしていたところ、くるぶしを骨折、本日から急遽入院、手術することになりました。姉の家族は私から見ても羨ましいくらい夫婦仲も家族仲もよく、何も悪いことは見当たらなく、夫婦2人3脚でやってきたので、1ヶ月程度の入院ということで姉が大変ショックを受けています。 また、正月に実家に帰った際、姉の家族を見送った翌日に私が帰ろうと駐車場から出た際に、私の父が階段から転倒したらしく、骨折まではいかなかったのですが足を怪我しています。 私の身の回りで、しかも父に当たる人が立て続けに足を怪我をしているのですが、何か良くない運気があるのでしょうか? ちなみに以前のご相談で記載させて頂きました私の母は、3年前の私の出産時末期の白血病だったのですが、私の祈りが通じたのか奇跡が起こり、今年はお正月料理を今までで一番盛大に準備し、私の子供と遊べるくらいまでに回復しました。 私と姉は元気ですが、立て続けに試練が来るのでかなり不安になっています。 偶然でしょうか? 何か断ち切る方法があれば教えてください。

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「運」って何ですか?

初めまして。疑問に思っていることがあります。 「運」という言葉は現代人は皆当たり前のように使う言葉です。「ギャンブルで勝ったから運がいい。」「ソシャゲのガチャで狙いが全然当たらず運が悪い」といった感じに。 このように「過去に起こった出来事」に対して運がよかった、悪かったということに対しては特に疑問はありません。 しかし、「今の俺は運がいいから次も勝てる」「私は運が悪いから何をやってもうまくいかない」といったように、あたかも「運」を自分の才能や能力のように語ることに疑問を感じます。 どんなに過去の結果がよかったとしても、これから振るサイコロの目が出る確率は変わることはないはずです。しかし人は「運」で確率が変わるかのように信じ、験担ぎをしたり神社にお参りに行ったりします。 私の中で「運」という物は以下のどれかかなと思います。 1:「運」は人が持つ才能や能力の一つであり、良い行いをすることで鍛えることができるもの。 2:「運」は天上の存在が与えるチャンスであり、良い行いをすると巡り合いやすくなる。 3:「運」なんて存在しない。全ては過去の結果であり、行いで変化するものでもない。 私は「運」を信用していない人なので3だと思っています。 お坊さんの方々は「運」というものを何だと考えるか知りたいです。

有り難し有り難し 5
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運命とは

私は周りから見たら、外見才能知能、そんなに恵まれてたら何もかもがイージーだろと言われるように産まれました。 しかしそんな人間は周りから見るといるだけで「ずるい」許せない存在であり、あらゆる人(家族友人教師)から酷い迫害に遭い幼少期からストレスで病気だらけ、頼る人もいず、彼氏も友達(養育環境による鬱で)も自殺し義務教育すら終えられず11年も引きこもりまともな就労経験もなく15年もうつで餓死寸前で入院、差別され続け何で生きているのか分りません。 大人になっても外見のせいで異性にとんでもない目に遭わされ同性には嫉妬、やっと結婚し昨年息子を産み激しいトラウマの末、家族と夫にまで虐待されていた事を40年経って気付き絶縁し自分は悪くなかったと知り一瞬で鬱が治りました。 姉二人は普通の人生です。親戚に誰も似ていない才能があり美しい私「だけ」家族中から虐待され、三歳で殴られ死ねと言われ去年生きている間にと改名しました。 唯一優しかったのは祖母であり、その長女が「この子は産まれてきて良かったという顔をしている」と言い、彼女には何か不思議な力があったらしく私に純白のドレスを小学校入学式に贈ってくれたりもしました。 その通り私は不思議なものを見たり聞いたり奇跡的に助けられたりを何度もしました。物理的にあり得ないことが起き周りの人の方がそれを見、知っていました。 妄想などと診断された事もなく、大抵のスピリチュアルには懐疑的で幽霊や恐ろしいものを見たことは一度も無いのです。一番強烈な体験を信頼できるお坊さんに話したら「私はそんな体験はないけれど真実だと思います」と逆に驚かれました。 親は身近で知りうる限り最も愚かで尊敬できる所のない人間でした。私はたった一人ボコボコにされながら家族を助けてきました。もう十分だろうと思います。彼らが罪を悔い改める時間が残されているといいですが。 神仏がおられるのなら(私は確信しましたが何の神かは分かりません)真に救われるべきは自らの弱さに対峙せず、それを抗えぬ幼い我が子にぶつけた彼らの方だと思います。 夫は酷いモラハラを大変反省してくれ何もかもこれからだと思いましたが、夫はおそらく軽い自閉症であり息子は遺伝したのかもっと重く知的障害も併せ持っているようです。 私の人生よりも、生きる力をくれた息子を不幸にした事が許せません。 運命とは一体何なのでしょう?

有り難し有り難し 6
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ