妹の赤ちゃんの命を守るには
つい数日前、妹の妊娠がわかり喜んでいたのですが、悪阻もはじまり、鬱の症状も出てきてしまいました。
実は2人目の子で、1人目(現在6歳)の時にも酷い悪阻と鬱になり大変で、両親に育児をほぼ任せてしまったので、2人目が欲しくてもそれを恐れてなかなか妊娠できずにいました。
しかし、待望の妊娠を素直に嬉しく思い、最初はとても喜んでいた妹でした。今は自分の体調がどんどん悪化し、上の子の面倒も見る事ができず、病院で点滴をし、ほぼ寝たきりの状態。
インターネットなどで調べて、このまま産んでも母体が危ないし、胎児に鬱の薬の影響が出るのも怖いし、育てる自信もないと弱気になり、とうとう中絶を考えはじめてしまったのです。
私はもちろん大反対。でも、妹の旦那さんやお母さん、近くにいる両親はこれまでの1人目の時の事もあったので、反対はしておらず、妹夫婦の判断に任せるという感じになっているらしいのです。
私は少し離れたところに住んでおり、子供も2人いるので、すぐに飛んでいく事はできず、電話で妹と話しました。
でも、吐いてばかりとの事で辛そうなので長くは話せません。どうしたら赤ちゃんを守る事ができるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どうしたら妹さんを守れるのでしょうか
妹さん(母体)の安全が第一でよいのではないでしょうか。
一人目のお子さんや旦那さんのためにも、妹さんの命を危険にさらすのはよくないと思います。
たしかに、仏教では殺生は良くないです。
一方で、仏教では、生き物の価値を差別しないのです。
赤ちゃんも、蚊も、黒毛和牛も、命の重さは同じなのです。
そして誰でも、自分の命は大切なのです。
胎児も蚊も、みんな生きたいでしょう。
お肉になる牛は、と殺場所に連れて行かれる時には察して、涙を流すらしいです。
胎児も生きたいでしょう。
しかし、妹さんだって生きたいのです。
また、妹さんの旦那さんやお子さんも、妹さんに生きて欲しいのです。
法律的に許される限りは、他人がとやかく言う問題ではありません。
問題は、あなた自身の怒りや執着心かもしれません。
赤ちゃんを救えないことに怒るより、明日から1匹の虫でも助けてあげてください。
妹夫婦が決断する事
あなたの気持ちもよく分かります。
可能なら生まれて欲しい。
しかし、これは妹夫婦が決断しなければなりません。
あなたは、妹夫婦が決断した事を支えてあげてください。
インターネットもいいですが、お医者さんの意見もよく聞きましょう。
先の事は分からないから
質問拝見しました
妹さんは鬱の症状で薬を服用しているとのことですが、中絶をするという事は母親にとって心の負担が物凄く大きいものです。
鬱でなくても、中絶や死産は心を引き裂き正常では居られなくする事があります。
中絶を諦めるように諭す事は大切だと思います。
本人が希望しているからと、安易に同意は出来ない事柄です。
これは殺生がいけないと言っているのではなく、妹さんの心を心配しているからです。
本当の苦しみは後から追いかけて来るのではないでしょうか?
しかし、妹さんが中絶を選択した時は、優しくしてあげてください。
質問者からのお礼
僧侶の皆様、ご回答をいただきましてありがとうございました。
妹夫婦の決断を尊重し温かく見守りたいと思います。