中絶する我が子の事について
現在の恋人との妊娠が確定し、医院に行ったところ4週目でした。
避妊はしましたが、授かりました。
私たち二人ともまだ無職であるゆえに、経済的にも厳しいと感じ、相談した結果、中絶という形を選びました。
我が子に対して、親に対して一生償いきれない罪を犯したと感じます。
今後、二人とも我が子を思い懸命に、這いつくばってでも生きていくと決めました。毎日お祈りをすることも決めました。
もちろん供養も行きます。
そうして生きることで我が子は浄土にいけますか?また、私の死後、会ってくれるでしょうか。
どうか御回答お願いいたします。
また、他に私たちにすべきことがあれば教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
純粋な祈りは必ず届きます。
初めまして、お早う御座います。
私は重い障がいがある長男と、健常児の次男を育てたシングルパパでした。妻を見取り・・絶望の中、命を絶とうと実行し蘇生され今があります。子どもの愛おしさ、大切さ・・それをとても身をもって体験して来ました。夢をかなえ、お坊さんになり虐待で亡くなられた子供たち、自ら命を絶った子供たち、それぞれの事情により中絶されました水子様のためと、難儀される方の心の悩みと寄り添えるお寺を開山致しました。
私たちの身体は、何百年と続くご先祖様や父母の願いや思いが込められています。経済的なご事情などで・・中絶をご選択された事、とても身も心も引き裂かれる思いの中をお過ごしだと思います。
命の時間と私が申しておりますが、亡くなられた方の魂が・・愛した人の中に入って共に過ごす時があります。共に泣いて想い出に共感をして・・それぞれが、もう大丈夫そう思った時に、それぞれが新たなストーリーを描き歩みだすこと・・それが四十九日なのかな?と思っています。
水子さまは、あなたのことを決して恨んだりなどしていません。大切な気づきを与えさせて頂けましたよね?今は、思い切り我慢せずに泣いてください。一杯泣いたら・・笑顔を取り戻してください。ママが悲しみ泣いて過ごすことは望んでいません。心と身体が元気になったとき、笑顔で日々をお過ごしください。
お仏壇がなくても、純粋に手を合わせれば・・その姿に微笑んで応えてくれます。
私も、妻を思い悲しみの中に居ました。ご縁があり彼女が出来ましたが付き合いだしたばかりで東日本大震災で亡くなりました。その彼女が、過去ではない、訪れていない未来を思って不安になるより、二度とない今をあなたらしく生きて!と良く言っていました。悲しみを引きずったままでは彼岸(あの世)にいる人も辛いんだと言う事など沢山の気づきを与えて頂けました。
人生や運命、自分自身はいくらでも変えられリスタートが出来ます。焦らないで、結果をすぐに求めずに。あなたにはあなたの良さがあります。いつか・・私たちも彼岸に辿り着きます。想い出のアルバムを心に刻んで、その時にアルバムを開いて想い出を語って抱きしめて上げてください。私は、そう思って日々を生きています。あなたらしく、人生という冒険旅行を歩んでください。
水子様に心から・・南無大師遍照金剛
合掌 礼拝