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中絶の後悔。自分が怖い。

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有り難し有り難し 14

お世話になります。
中絶して、2日経ちました。
私は連れ子を含めた再婚で、小4男子(私の子)、小3男子(主人の子)、小2女子(私の子)と、3人年子の子供がおり、一番したの子は軽度の発達障害です。
一年前の再婚と同時に新築戸建てを購入し、毎月旦那の給料では暮らしていけず、私の給料と両親から援助してもらってなんとか暮らしていました。
主人との子をほしいと思ったこともあり、時に避妊が甘かったのは事実です。
主人の子は男の子ですが、主人も感じるほどとても育てにくい子で、時に嫌悪感すら感じるほどで、早く自立してほしいと願っていました。私の息子と娘に悪影響を及ぼす存在とさえ感じてしまっていました。
この気持ちのまま新しい子供を作ってはいけないと思い、主人との子供は諦め避妊を誓い、子犬を飼った矢先の妊娠でした。
今コロナウイルスが蔓延していて、つわりがきつい中、子犬の排泄物の世話、子供達が在宅して気が休まらず主人の連れ子にイライラし、
学童にいかせようにもお弁当が作れず主人に迷惑をかけてばかり、
自分がコロナにかかるのも怖いし、
コロナのせいで赤ちゃんになにか影響があったら?
もし妊娠中毒症になったら?
切迫早産になって入院したら?
出産の時亡くなってしまったら?
産んだはいいけどお金がなくて、結局また離婚するはめになったら?
生んでしまったがゆえに連れ子のことがもっと嫌いになって、家族バラバラになってしまったら?
すべてが悪い方向にしか考えられず、中絶しか道は無いと思ってしまいました。
しかし、手術当日病院の駐車場で主人とホントにおろしていいのか、ずっとずっと話し合いました。
納得して中絶したはずなのに、体調が戻り色々と考えると、かけがえのない主人との子を殺してしまったことに後悔しかなく、なぜあの時産もうと言えなかったのか手術やめますと言えなかったのか、悔やまれて悔やまれて仕方ありません。
もう元には戻らないのもわかっています。
でもこの感情が怖いです。
今いる子供たちにも申し訳なくて、どうしたらよいのかわかりません。
供養にいきたくても、コロナのせいでお寺にいくのも怖いです。ずっと後悔していては、赤ちゃんにも悪いこともわかっていますが、気持ちの整理がつきません。
いつかこの気持ちに区切りがついて、産んであげられなかった赤ちゃんを想えるときが来るのでしょうか。
助けてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの想いは必ず届いています。

初めまして、今日は。

純粋な願いや想いは必ず届きます。この世に生まれて来る事はお母様と、お子さまとのタイミングと、双方の絶妙なタイミングにより生まれてくるのです。どちらかのタイミングやチャンス・・仏さまが、まだその時ではない・・・とお示された場合、生を受けることができないのです。

あなたもその時ではない・・と仏さまがお示されたのだと思います。命は尊く、何よりもの宝です。幾度となく困難と言う嵐を乗り越えて来た先人、ご両親の願いと思いそして生き抜いて継がれた証が、私たちなのです。

子育てにはマニュアルがありません。思考錯誤をしながら、親と子がそれぞれ先生となり学び合って一緒に成長をしていくのです。周りがこうだから・・という比較やこうだ!と言った枠に留まらず、いずれは大きく育ち巣立ちます。小さな時はあっと言う間に留まらず過ぎ去ってしまいます。今、この瞬間を自分らしくしかめっ面でなく、笑顔でお子さま達と一緒に笑って二度とないこの瞬間を過ごして見ませんか?私は、妻を病気により看取り重い障がいがある長男と、元気一杯の健常児の次男を必死に育てました。

子ども達は、親の心を敏感にキャッチしてしまいます。人の顔色を窺って育ってしまうと・・いずれ大人になった時、自分の意見を周りに流されてしまって自己主張出来なくなってしまいます。言うことを聞かず散らかして遊ぶのが子どもです。元気な証拠なのです。遊んで散らかすから、片付けられて清掃出来て綺麗に出来るのです。そう、思考を変えて視野を広げて見ませんか?ステップファミリーでしたら尚更、お子さまだけでなくご夫婦の時間も作り、お互いを理解し支え協力し合って見返りない愛を与え続けていく、大切な事も忘れずに家族で仲良く笑顔で過ごされる事が、何よりもの水子さまのご供養となり望んでいる事なのです。命の時間をしっかりと共に過ごして、それぞれが涙が自然と止まった時・・お互いが大丈夫と思った時、それぞれの新たなストーリーを歩み出すのです。しがらみ、苦しさ、辛さ全てから解き放たれ傷も心も癒されているのです。お母さまの心と身体の傷が癒されましたら、しっかりとそれぞれが踏み出して歩む為にも、御供養をされてください。人生も運命も自分自身もいくらでも変えられるのです。あなたらしく人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように。

水子様に・・南無大師遍照金剛 

合掌

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有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

永寛様
あたたかいお言葉、本当に有難うございました。どうしてもどうしても産んであげられないと思ったのに、今は頭の中で笑ってたりハイハイしたり家族皆にだっこされて幸せそうな赤ちゃんを想像して、全て私の脳が作り出した妄想なのに、それに取りつかれて苦しんでいました。
しかし、産んであげられなかったことは、仏様のお示しとおっしゃってくださり、心が少し軽くなりました。
自分の母も水子がおり、実家は遠いのに私の家の近くのお寺に毎月供養に来るのです。私も母と共に、同じお寺にお世話になろうかと思っております。
これも、赤ちゃんがそのお寺とのご縁を作ってくれたのかもと、勝手な思い込みですが思うようにしました。
連れ子の件も、すぐに全てを受け入れることは難しいですが、産めなかった子のためにも、もっと視野を広くもって、元気に成長していることを受け止め、出来るだけ寄り添えるように努力しようと思います。子供の成長はあっという間ですね。
赤ちゃんが少しの間でもお腹にいてくれたことに感謝して、前を向けるように自分なりに生きていこうと思います。
永寛様も、お辛い経験をなされたのですね。
それでもお坊様として私たちの悩みに答えて下さって、本当に励まされます。
本当に有難うございました。

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